大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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かずが笑った。
おいらの話を聞いて、眉をしかめたけど、おいらの気持ちをちゃんと確めてくれて、それで、あの懐かしい太陽みたいな熱い瞳でおいらを見て笑った。
嬉しくて
めちゃくちゃ嬉しくて
かずを抱きしめた。
「さとし、どうして泣いてるの?」
「お前が笑ったから」
「どうゆうこと?」
「お前、ずっとおいらの前でちゃんと笑ってなかった。昔みたいに、おいらを好きだって身体中が言ってるみたいに笑ってくんなかった」
「うん」
「だけど、今、お前、あの頃みたいに笑ったから」
「そっか」
「うん」
「バレてたんだね、俺が無理してたの」
「ごめんな、おいらのせいで」
「ううん。気づいてくれてて、ありがとう。嬉しいよ」
ふふってかずが笑った。
おいらの大好きな、柔らかい甘い笑い方。
「それ、おいらめちゃくちゃ好き」
「どれ?」
「その、ふふって笑い方」
「ふふ?」
「そう」
「変なの」
「変じゃねえわ」
ふふっ
「かずぅ~」
「なんですか?」
「好きだよ」
「はいはい。あなた、俺のこと大好きなんですもんね?」
そのかずの声が甘くて、優しい顔してて、おいら、幸せだと思った。
かず、もう離れない。
ずっとおいらのそばに居て。
誓いを込めてかずにキスをした。