逢いたくて 30 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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あの時。俺がフラれたあの時から、この人が俺を好きだったなら、なんでこんなに遠回りしたの?


あんな普通の顔してたのに、ずっと俺を好きだったの?


それで、平気な顔で俺の隣に居たの?


俺、わかんない。


なんで?


なんで俺を、フッたの?



「かず、ごめん」


声と一緒に、さとしの温もりが俺を包む。


それからさとしは、あなたそんなに喋れんのってくらい沢山話してくれた。


俺を好きだったこと。

嵐だからダメだと思ったってこと。

だけど、俺がさとしから離れるはず無いって思ってたこと。

俺の告白をなかったことにしたのを後悔してたこと。


それから、涼介に俺の気持ちが揺れてるのを感じて、取られたくないって思ったってこと。



正直、バカじゃないのって思うことや、腹が立つこともあったけど。


でも、この話ベタな人が、俺のために沢山話してくれた。


好きなんだって。

ごめんなって。


あんなに一生懸命話すさとしを初めて見て、この人の愛情を再確認した。


遠回りしたね、俺たち。



でも、良いよ。

あんたは、俺の手を取ってくれた。

全力で俺を奪ってくれた。


もう、それだけで良い。



「さとし、もう一回言って?」


「なに?」


「俺を好きだって」



「好きだよ、かず。ずっと好きだ」

「ありがとう。俺も好き」


ぎゅっと抱きしめられて、優しくキスをされて、やっぱり少し泣いてしまったけど、これからはずっと一緒だよ。



さとしを見て笑った。