大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
何度も、何度もキスをして。
あなたが、俺の頬を撫でる。
「ふぁっ」
唇が離れた途端に淋しくなる。
もう、あの温もりが恋しい。
「かず、あのさ.....」
「なに?どうしたの?言いにくいこと?」
さとしは、少し躊躇って
「山田のこと。なんであの時、あいつに助けてって言った?なんであいつ?」
「そうだよね、気になるよね」
「うん、ちょっと」
「ふふ。あのね、涼介は、あんたを好きでしかたなかったあの頃の俺に、似てるんです。だから、なんか情が湧いちゃって。昔のこと思い出したから、そのまま、涼介のことも出てきたんだと思います」
「なんか、よくわかんねぇ」
「うん。俺もです。でも、俺が好きなのはあなたです。ずっと前から、何にも変わらなかった。変えられなかった」
「うん。いいや。おいらもお前が好きだ。あの時も、それから今までもずっと好きだ」
「え?」
「ん?」
「今、なんて言いました?」
「あの時から、ずっと好きだ?」
「それ!!」
「え?」
「どーゆうこと!俺、あの時、フラれたんですよね?」
「おう」
「なのに、好きだったってこと?」
「おう」
どーゆうこと!わかんない!
じゃあ、やっぱりあの時、この人に好きだって告白したのは、俺の一人相撲じゃなかったってこと?
なんか落ち着きはらって、幸せそうに笑うおーのさんが、ちょっと憎らしい。
「さとし。ちゃんと聞かせて。俺のこといつから好きだった?」
覗きこんださとしの目が、ゆらっと揺れた。