逢いたくて 21 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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「おーちゃん、本気?」


相葉ちゃんの声が、鋭い。

たぶん、ずっとかずを守ってきたのは、このメンバーだ。

おいらの気持ちもわかってても、何も言わずに見守ってくれてた。



「カズ、もう気持ち整理したんだと思うよ。遅いんだよ」


松潤の言葉にドキッとする。

おいらの想像が合ってるって言われてるみたいで、キツい。



「智くん。俺たちの居るところで言ったってことは、ちゃんと責任とるつもりあるんだよね」


久しぶりに見るキツい眼差し。

かずのことになると、お兄ちゃんキャラ全開だもんな。

大事な弟だよな。いや、妹か。


松潤なんか年下のくせに、かずのことは守ろうとするからムカつく。


本当にかずは、愛されてるよ。

メンバーにもスタッフにも。


最近は、共演者もメロメロになってるもんな。昔は、話もちょっとしかしなかったり、ゲームしてたりしたこともあったみたいだけど。それでも、あいつの演技は皆を虜にしてた。



「智くん、ニノを傷つけないでやってくれる?」


「おーちゃん、かずくんはツラくてもツラいって言わないから、ちゃんと見てあげてくれる?」

 
「おーのさん、頼むよ」


メンバーが、本気の顔してる。




かずは、強い。風のように、光のようにとらえどころがなくて、傷つけられることもあまりない。

どんなこともしなやかに受け流して、いつも通りに笑う。


だけど、ふっとかずに戻る瞬間、泣きそうな顔をする時がある。


自分でもきっとわかって無いんだろう。

人のことはよく見てるし、話もよく聞いてるのに、自分のことにだけ無頓着。

だけど、たぶん誰より細やかに気を遣う。
真ん中じゃなく、端のほうから。


自分のことは、あいつがわかってないだけで、側で見てたら楽しいんだなとか、嬉しいんだなとか、苦しそうだなとか、わかるんだよ。完全に閉じてる時も。


お前のこと、こんなに見てきたんだ。


今さらでも、やっぱり掴まえたい。



「わかってる。ちゃんとする」


頷いてくれた3人に礼を言って楽屋を後にした。