遠くまで~夏の日に 1 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

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嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

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休みの日の午前10時。

突然鳴ったスマホ。

名前を見るとカズだった。


昨日は、おばさんと買い物に行くって言ってたと思うけど、おばさんに何かあったのか?


「はい。もしもしカズ?どうかした?」

「潤くん。あのね...... 」


話し出したカズの声は、俺が今まで、一度も聞いたことない、可愛らしい、明るい声だった。



その朝、カズから電話を受けたのはまーと、准一さんと俺。

翔さんは、大野さんから電話があったって言ってた。



カズに言われて、初めて降りる駅で電車を降りた。


ここは、大野さんの部屋のある町。

会社と俺たちの住む町との、丁度真ん中。


その、大野さんのマンションの部屋に俺たちは呼び集められた。



「いらっしゃい。迷わなかった?」

呼び出し音の後、玄関に現れたのはカズで、金曜日までとあまりに違う顔つきに、俺は、一瞬言葉が出なかった。


「あ、うん。地図アプリで見ながら来たから、大丈夫だった。」

「そう。さすが潤くんだね。さっき、まーくんから分かんなくなっちゃったーって電話があったから、今、さとちゃんが迎えに行ったところなんだよ。」

「そうなんだ。まー、買い物行ってたんだっけ?」

「うん。だから、今度でいいよって言ったんだけど、かずくんのが大事ーって、来てくれるって言うから。ふふ。」

「まーらしいな。」

「うん。」


頷いたカズは、いつもの寂しそうな空気が無くて、茶色い瞳はキラキラ輝いて、白い肌に薔薇色の頬、唇は少し紅くなってて、男だって分かってても、ドキッとするくらい可愛かった。




冷蔵庫から、お茶を出して紙コップにいれて俺の前に。


「ごめんね。さとちゃんコップ2個しか置いてないから。さっき、買ってきたの。」

「良いよ、そんなの気にしないから。それより、おばさんのこと、良かったな。今度、おばさんが落ち着いたら、俺もおばさんに会いに行くよ。」

「うん。ありがとう、潤くん。」


はにかんだような笑顔のカズは、やっぱりいつもより、ずっと可愛かった。




ガチャガチャ

バタン


「かずー?」

「かずくーん?」

「ニノー?」

「和?」


どうやら大野さんが帰ってきたみたいだ。