楽屋に置いてあったアンティーク調の鍵。
かずが、松潤から受け取って、手にもってでいじってる。
おいらを撫でてた手が、鍵に取られた。
なんだよ。気持ちよかったのに。
鍵にムカツク。
かずは、もうずっとおいらのそばに居る。
おいらを好きで、心配して、いつも見ててくれてる。
辛いときも、悲しいときも、嬉しいときもいつもそばに居る。
本当は、そばにいられない日もあるけど、ちゃんとかずが居るって、大丈夫って思わせてくれる。
だから、かずの全てはおいらのもんで、おいらの全てはかずのもんだ。
かずが納得してるかは、よくわかんないけど。
でも、そんなことどうでも良いよ。
かずがないここにいるってことが大事なんだから。
ほらな、今も、おいらを見てふわって笑っただろ?
あの顔は、おいらにしか見せない。
そうゆうことだ。
だから、かずのちっちゃくて、可愛い手はおいらのもんだ。
いつもおいらに触れてて、おいらに安心をくれる手。
あんな鍵に、渡さないかんな!!
「かずぅ、その鍵見して?」
「ふふ。気になるの?珍しいね。良いよ、はいどうぞ。」
「おう。」
ふふん。鍵め。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160627/11/nakanion/12/6f/j/o0800085013683164083.jpg?caw=800)
かずにはもう、返さねえかんな!
あ、でもこの鍵どうしよう。
おいら別に、あの宝箱に興味ないしな。
相葉ちゃん、開けたそうだしやるかな?
あ、でも直接渡すと、翔くんがうるさそうだしなあ。
んじゃ、翔くんに渡すか。