3ヶ月の恋 65日目  | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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「ねえ。」

「うん?」

「ねえ。」

「うん。」

「ね~え。」

「う~ん?」

「...... 。」

「...... 。」



「だーーー!何?なんなんだよ!気になるだろ?」

「うん?」

「うえ?」

「だから、ニノ、何なの。智くんに何か言うことあるの?」


俺と、さとしのぐだぐだのやり取りに、我慢の限界がきた翔ちゃんが、声を上げた。

あーばさんは雑誌を読んでで、潤くんは台詞を覚えてる。

俺とさとしがこんななのには、免疫があるから、普通に放っておいてくれる。


翔ちゃんは、まじめだから、発展性も生産性も感じない、丸ごと無駄そうな会話を、聞いてるだけで辛いんだろうな。


「特にはないんです。ただ、呼びかけたくて。」

「...... 。」

「智くんは、それで良いの?って、良いに決まってるか。邪魔したね。」


珍しい。

翔ちゃんが、何か諦めた。

真面目だから、突き詰めるタイプなのに。

まあ、楽屋で、ひとつのソファーで、ピタッとくっついて座る俺達。

しかも、今日の俺はひどい。ダランとさとしにもたれかかって、ずり落ちそう。

そんな俺に、何を言っても無駄と思ったのかな?


仕方ないよね。俺、ぐだぐだなの。


それでも仕事はちゃんと頑張った。
身体動かして、沢山話して、笑った。


お疲れさま~ってスタジオを後にして、今日の仕事はおしまい。


俺は、まださとしにくっついて居たくて。

わざとゆっくり着替えたら、あーばさんと潤くんはさっさと帰って行った。


翔ちゃんは、呆れたように笑って、さとしに何か言って帰って行った。



「さとし。」

「なんだ?」

「さとしぃ。」

「かず?」

「好きだよ、さとし。」

「うん。おいらも好きだよ、かず。」

いつの間にか、かずって呼ばれるようになってて、子どもの頃の呼び方に、俺の気持ちもあの頃に、還っていくようだった。


色々考えて、仕掛けて始めたこの恋を、少し切なく思ったりして。


さとしは、すっかり甘くなって、まるで本物の恋人みたい。


勘違いするなって頭の中で、もう一人の俺が言ってる。


さとし。

あなたが好きで、好きすぎて。

どうして良いのか分からなくて。

こんなこと始めた自分が、惨めで。


それなのに、どこまであなたが、俺を許して、受け入れてくれるのか知りたくて。


小出しにした我が儘が、俺を縛る。


「好きって言って」

「手を繋いで歩いて」

「抱きしめて」

「膝枕させて」

「こっち見て」

全部、受け入れてくれるんだもん。


「さとし、キスして。」

「うん。良いよ。」


さとしは、楽屋に鍵をかけて。

その綺麗な指が、俺の頬に触れて。

そっと唇が重なった。


柔らかくて、温かくて
優しいキスだった。


プライベートで
二人が交わす、初めてのキスだった。



「好きだよ、さとし。」

「おいらも好きだよ、かず。」
 


呟くように言ったのに、返事まで。


ありがと、さとし。 

好きだよ、さとし。






おしまい