初めてのパニック発作 | 女性は何度でも輝く

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子供は重い障害だったし。離婚もしたし。人生終わったと思った。もう一度立ち上がって看護学生になった。子供と一緒に夢を追う。終わりじゃない始まりの日々。

私の初めてのパニック発作は
妊娠中だった

スーパーのレジで
なんだか最近動悸がするなあ
お腹が苦しいからかなと
それが前兆だった


上の子の風邪がうつって
1ヶ月近く熱が下がらなった時期があった

這いつくばりながら育児をして
床には子供が食べたおにぎりが
散乱していた

同時に障害があると告げられて
受け入れられない段階だった

体調が良くならず
実家に子供を連れ帰省

そこで行ったクリニックで
大発作を起こした

熱が下がらなくて…
なんだが息も苦しくて

血圧をはかったら
上が160だったのを覚えている
そこで先生がビックリして

妊娠中ということで
一生懸命使える薬を探し出す

今倒れたら子供どうしよう
私はどうなるんだろうか
なんか、こわい、不安

そしたら急に心臓が
ドッドッド!!!ドッドッド!!!!!
と強く打ち出して

私は苦しい、苦しいと言って倒れた

妊婦でもあるし
うちでは手に負えないと
救急のある大きな病院に搬送された

救急車の中で
心電図のモニターがずっと鳴っていた
心拍数は140だった

全力疾走したような苦しさで
体がガタガタ震えだし

もう死ぬんか、私は

病院について

あら!お顔が真っ赤じゃない!

おお、すごい震え、寒い?

と色々聞かれてももう苦しくて答えられず

バタバタと先生や看護師が処置をはじめた

検査の結果
ケトンが出ていて脱水と
肺炎だった

お母さん
母体を優先して入院して治療しましょう

もっと早く助けてと言わなかった
そのツケが回った

熱よりも何よりも
私は心臓がおかしいのが不安で
先生、動悸がすごいんです。
と言ったら

辛くて興奮しているからで
心臓はどこも悪くないよと言ってくれた

退院してからも
襲いかかってくる激しい動悸
まだその時はパニック障害なんて
私には無縁だと思っていて

やっぱり心臓が悪いのではないかと
常に心臓に振り回され
不安で仕方なかった

グワーッと発作が来るあのザワザワした
サーっと血の気が引くような
恐怖でしかなかった

家で発作がきて横になって
救急車がいつでも呼べるように
スマホを握りしめて

心臓の鼓動が強く体も揺れた
握りしてめていたそのスマホまでも
鼓動に合わせ
揺れていたのを今でも忘れられない

パニック障害というものが
こんなに激しいものだとは思わなかった

そこから私の心療内科に行き着くまでの
戦いが始まる