耳が聞こえてる。と確信した瞬間 | 女性は何度でも輝く

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子供は重い障害だったし。離婚もしたし。人生終わったと思った。もう一度立ち上がって看護学生になった。子供と一緒に夢を追う。終わりじゃない始まりの日々。


本日もお疲れ様でした。
いつもお越しくださる皆様
今日初めての皆様

ご訪問ありがとうございます。


息子の難聴について
私は忘れられない瞬間がある

先天性サイトメガロウイルス症候群は
難聴になるリスクがあり

初期の段階で感染し
脳にさえダメージがある息子は
きっと聞こえないであろうと

誰もが思っていた


産まれて2ヶ月近く入院してる間
私は毎日母乳を届けに行っていて

その日もいつも通り
寝ている息子を眺めていた

看護師さんが
ゴミを捨てる時に
ゴミ箱のフタを開けて
パーン!と閉め

その瞬間
息子はビクゥッ!!!と
音にビックリして動いた

え?今音に反応したよね?

私は息子の耳元で

パーン!!!!と手を叩いた

ビック!!!!!

息子の耳が聞こえている。と
確信した瞬間だった

その反応を見せてくれたのが
限られた面会時間の中で
私がいる時だということ

最高のプレゼントだった
今でも目に焼き付いている


もう少し大きくなってからの検査で

息子は片耳が80デシベル
もう片方は30デシベル(ささやき声)

聞こえてることが分かった

色んなダメージを負って
それでも残ってくれた聴力

私の声を聞いて
ニコニコ笑うようになるなんて

あの時考えてもなかった

健康な人と比べたら
できることは少ない

でも、当たり前のことが
こんなにも幸せなことなんだと

私は人生で初めて知った瞬間でもあった。