首がすわらない現実 | 女性は何度でも輝く

女性は何度でも輝く

子供は重い障害だったし。離婚もしたし。人生終わったと思った。もう一度立ち上がって看護学生になった。子供と一緒に夢を追う。終わりじゃない始まりの日々。

育児書というのは
時に残酷である

育児書通りに発育しない息子が生まれ
私はそれらを全て捨てた

息子が2000gになり
無事に退院できた
ミルクもそれなりに飲めた

あれ?もしかしたら
脳はダメージを受けても
別の場所が補うこともあるって聞くし

もしかしたら
普通に育つのかもしれない

しかし生後4ヶ月になっても
息子の首は座らなかった

毎日必死に
うつぶせにして
声をかけて
首を持ち上げる練習をしても

だらーんとしていた

母子手帳には
できる項目が

いいえ
ばかりになっていた

私は途中で書くのをやめた

息子の姿が
日に日に現実を叩きつけてきた

本当に障害があるんだ

産まれてからのMRIも
先生がびっくりするような
ダメージを受けていた

診察から帰宅して

私は
ごめんなさい
ごめんなさいと
息子を抱きしめ大声で泣いた



思いっきり泣いて
私が決めたのは

この子を
かわいそうと思って泣くのは
今日で終わりにしよう

この子は
この子なりの成長がある
それを見つめよう

私がかわいそうと決めつけたらダメだ

出来ることの多さだけが
幸せなのではなく
この子なりの幸せが
きっとあるはずだから