東京も開花宣言と共に一気に春らしくなってきた。
東京湾や外房の海水温度を左右する一大要素、暖流【黒潮】も房総半島を直撃!
これで一気に外房エリアは活気付くハズ
そして、なんといっても【東京湾アジング】の開幕が楽しみで仕方ない海猿です。
今回のテーマは…
【ロッドバランスとロッドの角度】
【何故?メーカーは出さない?】
以上の2つ。
ここで言う
ロッドバランスとは…一般的に解釈されている、【先重り感】や【重心】のこと。
先日、某34のロッドの重量について質問を受け、臆測で自分なりの見解ブログに書いて回答した訳だが…
フィーモで絡んでいる方が直接、社長に問い合わせた結果
『ブランクは軽い』
『アーバーが重い』
そんな回答を頂いたらしい。
アーバーを重い物にした理由は【反響感度】を上げる為みたいだが、その効果は果たして…
まあそのロッドを解体すれば真実が解るとは思うが、そこまで興味はない。
しかしながら、5,7feetで75㌘というのは俺からすれば勿体ない重さである。
何が言いたいかと言うと、今回のテーマである
【ロッドバランス】
これに拘り過ぎた結果の重量オーバーではないかと言う事である。
これまで、【俺のアジングロッド】を作成するにあたり、このブログで【ロッドバランス】を強調してきた
それに対抗したか?どうかは知らないが…
5feet台のアジングロッドを作るにあたり、少なからず影響しているだろう。
そして、負けじとバランスを出す為の重量増もあったのでは?
残念!
さて、本題の
【ロッドバランスとロッドの角度】
そもそも何故?ロッドバランスが重要?
それすら解らないのに
『ロッドバランスの蘊蓄太郎が増殖中』
なのが今の現状だ。
結論から述べると…
『ロッドの角度次第でバランスの重要度は変わる』
という事である。
例えば
○真下にロッドを下げてリトリーブ
○ロッドを立ててリフト&フォール
そんな釣り方であれば、アホほどバランスを考える必要はない
という事。
アジングにおいて【ロッドバランス】が特に重要になるシーンというのは…
軽量のジグヘッドでロッドを水平近くに構えて
ゆっくりとリフトしたり、送り込んだり・・・
ゆっくりとロッドを持ち上げてリグの重みを感じたり・・・
また、微妙な潮流を感じる必要のあるアジング
そんなシーンである。
ということで…
訳も解らず
『ロッドバランス最高!』
『このバランサー最高!』
みたいに鼻息を荒げながらロッドを下向きに構えながらリトリーブしているアングラーを見ると残念である。
このブログ記事で
リールフットから3㎝だの4㎝だのと書いているが、先に書いたスローなアジングをする必要が無ければ極端に【先重り】するロッドで無ければ全く問題無し
という事である。
次!
もう一つのテーマの
【何故?メーカーは作らない?】
既にアジングロッドはショート化されつつある。
ダイワから【羽響】
34から【FPR57】
そして、6月にはティクトから5,5feetが発売されるようだが…
いずれのロッドも俺からすればティップが硬すぎる
まあ、ロッドコンセプトや思惑はメーカーによって違いはあるだろう
しかし、ショートロッドの最大の優位性は
【繊細さ】
これに尽きる。
ショートロッドだからこその性能
6feet台では感じ難い【スローな操作感度】がショートロッドならば段違いに向上する
勿論、【速い操作感度】においてもショートロッドが断然性能は高い。
でもやっぱり、【スローなアジング向き】
そんなロッドに味付けをすることでショートロッドの優位性が最大限発揮されると考えているのだが…
残念ながら、ショートロッドを出したこの3社のロッドは【スローな操作感度】を引き出す硬さのティップではないと感じる。
何故?作らない?
ソリッドティップで作るには強度的に問題が有るのか?
それとも、メーカーがその【スローな操作感度】というものを理解していないのか?
○豆アジ専用
○至近距離専用
とか…
そんな性能や謳い文句じゃあね…
特にティクト
このメーカーのロッド造りの技術は他メーカーに無い物がある。
チューブラーとソリッドティップの繋ぎ目の径は他メーカーにない繊細な繋ぎ方であり、【スローなアジング】に特化したロッドを作れそうなものだが…
やっぱ【パッツン系】メーカーなのか?
と、まあ【繊細なアジングロッド】を求めている俺からすれば
『何故?作らない?』
と思う今日この頃である。
しかしながら、ショートロッドは…
ただ短いだけで飛躍的に【操作感度】は向上する。
今の既製品でもその恩恵は体感できるし
今後のショートロッドの性能に期待するアングラーは多いと感じる。
以上、【考察】おわり。
さて、
ロッドビルドを始めて1年
ド素人なりに考えて、試行錯誤しながら色々なブランクで色々なチタンティップを使い【俺のアジングロッド】を作ってきた
ロッド性能は、それまでの既製品に比べれば理想に近づいてきてはいるが…
まだまだ自分が求めるロッドではない。
そもそも物理的な【限界】すら解らないし、今は思い付く全てを試してみるしかないか?
そんなこんなで、手持ちのアジングロッドは20本近くなり全く使わないモノも…
そもそも、あれもこれもと性能が【特化】したロッドを色んな方面で作ろうと考えてたのが大間違い
そんな事をやってたら5年後にはロッドが100本とかになりかねないだろう
それ以前に破産だ
ロッドを1本組むだけで最低でも15000円~
ブランク、ガイド、グリップ等拘れば更に倍
個人で理想のアジングロッドを追求するには限界を感じる。
しかしながら、メーカーじゃ俺の理想のアジングロッドは作れない?作らないだろう。
という事で…
あれもこれもと中途半端はイカンので…
【微テンション感度に特化したロッド】
そう、俺の好きなアジングシーンで活躍するロッド、これに的を絞って【究極】を求めることにしようと思う。
まあ、絶対性能を持つ【チタンティップ】これを最大限に活かす事。
現在、この求めている性能では
マグナムクラフトのブランク
【LGS5917】
これでひとまずソコソコ納得出来るロッドには成ったが…
満足度は70%
まだ、足りない部分を感じるが、それを克服するには『どうすれば良いか?』は、見当はつくが、実際に作ってみて使ってみないと解らない。
ましてや、自分の求めるこの先の性能はかなりシビアな世界に突入する
味噌ラーメンと塩ラーメンの違いのように誰でも『その差』を感じるものではない。
極端な話し、40℃の風呂と41℃の風呂
この違いを感じる感覚が必要であり、その答えを間違いなく判断できなければ…
そこらの飼い犬テスターと同じようなただの、【蘊蓄猿】に成りかねないから注意が必要だ。
【反響感度】に関してはチタンティップとソリッドティップの差は誰でも感じる事はできる。
難しいのは【スローな操作感度】の見極めだろう。
で最近、ちょっと危惧することがある。
このブログを見て【ロッドビルド】を始めてマグナムクラフトの5917を購入された方は多いみたい
だが、その【スローな操作感度】
これが、解らないアングラーが俺と同じようなロッドを作っても…
『ん?』
『軟らかすぎ?』
『何が良いのか?』
と感じるアングラーも居るだろう。
それは【使い方】と【人間感度】次第
単に『海猿が良いと言ってるから』
では…
『某メーカーの信者と同じ』
に成りかねないので…
違いが解らないアングラーは…
先ずは【人間感度】を上げる事である。
それは難しいことではないし、ちょっと意識的にやれば誰でもその感覚は磨くことはできる。
今日の【名言】
おまえさんな
いま一体何が一番欲しい
あれもこれもじゃだめだよ
いのちがけでほしいものを
ただ一ツに的をしぼって言ってみな
- 相田みつを -
おしまい。