【海猿的アジング考察54追記アリ】ロッド編その5くらい? | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

前々記事の続きです





前回【考察】のロッド感度の用語の定義はOKでしょうか??



用語と言っても自分が勝手に作ったものなので一般的に使われてない用語もある事はご了承下さい。




本題の


アジングロッドの性能と特性の考え方②



近年、怒涛の勢いのアジングブーム。


メーカーもどんどん新しいロッドをリリースしているが、ユーザー側としてはその謳い文句に惑わされるばかりだと感じるのは俺だけか??




今回はロッド(ブランク)に限定した内容であり、グリップやガイド等は考慮してません。




先ずは


反響感度】の高いブランクの条件



◎硬い



◎軽い



◎短い



当然、高弾性、低レジンで軽いブランクほど【反響感度】は高い。


今時はどのメーカーも【高弾性カーボン使用!


とか謳っているが・・・



そもそも【高弾性カーボン】自体の定義があやふやであり、35トンで高弾性と表現するメーカーも有れば、30トンでもそう表現してるメーカーも・・・



そして、バッド部に1部でも40トンカーボンを使用すれば、メーカーは声高々に『40トンカーボンを使用』と表現する。




さて、この【反響感度】を特化させると当然デメリットも出てくるのだが、最たるものは【強度】であろう。



おっと、話しが逸脱してきたので戻すと・・・




アジングロッドを無理やり2つに分けると



◎パッツン系ロッド



◎軟らかい系ロッド






この2つのロッド性能別の特性をあげてみる。



パッツン系ロッド】の特性(硬いロッド)



◎反響感度が高い



◎テンションの変化でのバイトは感じ難い



◎速い操作感度に優れている(1g以上のJH)



◎スローな操作感度は低い



◎曲がらないのでバレ易い



◎リトリーブの釣りではバイトを弾く事が有る




以上が所謂、硬いロッド、パッツン系と言われるロッドの特性である。






パッツン系ロッドのメリット




最大の特徴が【反響感度の高さ】と【速い操作感度の良さ】である。



【反響感度の高さ】はバイトを明確に伝える事で楽しさは倍増するだろう


そして、【速い操作性の良さ】(初速の速いアクションの操作感度)


これがアングラー側にとっての重要な性能の1つになるアジングシーンは多い



アジは色んなアクションで釣る事は可能だが、最も多く使われスタンダードなアクションと言えば・・・



◎1g~1.5gのJHをティップで20センチ~50センチ跳ね上げてからのテンションフォール



このスタンダードなリグ、アクションでのリグの重みの感じやすさがパッツン系の最大のメリットである。



何故・パッツン系ロッドは【速い操作感度】が高いか?



それは、『初速の速いアクションを与えた時にティップが追従しないから』であり


それにより、ラインテンションの負荷が掛るのが一瞬になる事でアングラー側はラインテンションが張った瞬間を【】として感じる事で操作感が得やすくなる。



解り易く例えると・・・



のべ竿のラインの先に重りを付けて同じ様に初速の速いアクションをさせても重りが持ち上がる瞬間は感じ難い


それは、曲がる事で持ち上げる力が分散され伝わるからである。



という事で・・・



パッツン系ロッドは、このスタンダードなアクションの操作感度が高い事でアングラー側はリグの位置やラインスラック量を認識し、アジングで一番重要なレンジ操作を容易にすることが出来るのである。




速い操作感度】の高いパッツン系ロッドのメリットは他にもある




それは【小刻みなアクション】を簡単に与える事が出来るという事。



軟らかい曲がるロッドだとリグに【】で力を与える事は難しく初速が出ない


また、アクションを加えた後の『ティップの戻り幅』が大きくなる為どうしてもパッツン系ロッドに比べて小刻みなアクションは与え難い



例えば【ボトムワインド】しかも移動距離を少なくしたいならば、ヌルいロッドで羽根つきワームを使うよりもパッツン系ロッドを使う方が効果は高い。



エギングでショートピッチジャークをさせるのに柔らかいロッドでは無理なのと同じ事である。



パッツン系ロッドのメリットで『掛けに行くロッド!』みたいなカッコイイ謳い文句や、フッキングさせ易いとか言われているが・・・



それは無い。



どんなロッドでもバイトに対して普通に合わせれば普通に掛る、軟らかいロッドだと若干、合わせは大きくなるが、『合わせ遅れる』とか、『フッキングが決まらない』というような事は無いから心配無用。



ここまで【パッツン系ロッドのメリット



を挙げてきたが、当然デメリットも有る。




◎テンションの変化でのバイトは感じ難い



◎スローな操作感度は低い



◎曲がらないのでバレ易い



◎リトリーブの釣りではバイトを弾く事が有る



特に、【テンション感度】・【スローな操作感度】は軟らかいロッドに劣る


これは微かな負荷ではティップが追従しないため。



また、バイトを弾くというのも『リトリーブ』時に起こるものであり、フォールのアジングでは差ほど気にならない程度のものと考えている。



まだまだ色々有るが・・・



主な【パッツン系ロッドの特性】は以上




軟らかい系ロッドの特性



メリット、デメリット共にパッツン系ロッドと相対していると考えて差し支え無し。


一番のメリットはやはり



◎スローな操作感度


◎テンション感度




が優れている事と自分は考えている。



パッツン系ロッドでは感じる事の難しい



ラインテンションの変化によるバイト感度


1g以下のJHのスローな操作感度


潮流の変化の察知能力



↑この性能は断然【軟らかいロッド】が有利であり、これもまたイメージ通りのレンジ操作をする上で重要であり、釣果に直結する部分である。



軟らかい系ロッド】の大きなデメリット・・・


と言えば、先に書いた【初速の速いアクション】でのリグの存在の感じ難さや小刻みなアクションンが付けづらい事。



しかしながらこのデメリットはアングラーが【慣れる】事でカバーする事は可能であるが、


逆に【パッツン系ロッド】のデメリットの【スローな操作感度の低さ】や【テンション感度の低さ】は『慣れ』ではカバーし難いものである




ここまでアジングロッドを無理やり2つに分けて考えたが、中間的なロッドも有るし、『単に硬いロッド』、『軟らかいロッド』だけで性能を判断する事は出来ない。




これを書き始めるとレポート用紙10枚くらいになるので割愛するが


簡単に列挙する、例えば・・・


テンション感度】・【スローな操作感度】の性能に特化させるのならば・・・



◎バッド~ベリー部が軟らか過ぎると×


◎重すぎも×


◎ティップとブランクのバランスも重要


◎レングスが長いのも×


◎ロッドバランスも重要


等々、ティップ部とブランク部の硬さの関係やロッドバランスも重要になってくる。




ここまで理解したアングラーならば気付くと思うが



相対的な性能である【パッツン系ロッド】と【軟らかい系ロッド】はそれぞれの性能も相対しているし、それを両立させる事は物理的に無理。



①【反響感度】が高くなれば【テンション感度】は下がる



②【テンション感度】を求めれば【反響感度】は下がる。




最近は【テンション感度特化型】のアジングロッドを作っているが・・・



単に【テンション感度・スローな操作感度】に特化したロッドを作るならば、カーボンソリッドやグラスソリッドで十分である。



むしろ、スカスカの軽くて軟らかいカーボンソリッドがベストではなかろうか?



しかし・・・



カーボンソリッドやグラスソリッドで【テンション感度】【スローな操作感度】性能を引き出す硬度(曲がりやすさ)でティップを作ると・・・




反響感度が激死する





小さな『コンッ』は殆んどアングラー側で察知できない、又は違和感程にしか感じられないくらい振動伝達能力は低下する。



これじゃあアジングの楽しさは大きくスポイルされる




そこで【チタンティップ


チタンティップは『軟らかいのに振動の伝達能力が高い



チタンティップを使う事で


カーボンソリッドやグラスソリッドでは必ず低下する性能、【反響感度】をチタンティップならば維持する事が出来る。




これが形状記憶【チタン合金ティップ】の最大のメリットであると考えている。




因みに【パッツン系ロッド】の性能を特化させるのにチタンティップは?



確かに有効ではあるが、【初速の速いアクション】は難しくなる。



結果・・・



チューブラーで良いんじゃね?となる。




長くなったのでそろそろヤメ



まとめると・・・・



◎パッツン系ロッドと軟らかい系ロッドの性能は相反する


◎中間的なロッドはどちらの性能も中途半端(それもアリ)


◎チタンティップならば相反するマイナス性能の一部を補う事が出来る




以上が今のところの自分の考えるアジングロッド性能と特性



アジングロッドの流れは・・・・



ヌルイ系から始まり~


パッツン系が勢力を拡大し一世風靡


現在はやや【軟らかい系】に移行しつつ有る



レングスは未だに6ft~7ft台が主流だが、どう考えても今の流れのロッドで通常のアジングシーンならば【5ft台のショートレングス】が性能面において圧倒的にアドバンテージが高い



それを理解したアングラーが増え、メーカーもその優位性に気づけば・・・



アジングロッド=5ftクラス


という認識になるのも近い将来やってくるのでは?と感じている。




長々と書いたが、ロッド性能というものは【パッツン系】・【軟らかい系】共に

活躍する【釣り方】は存在し、同時に【不得意なシュチュエーション】も存在する



我々はその【ロッド性能】と【特性】を踏まえたうえで


【釣り方】や【メインアクション】・【ポイント】等に応じてアングラーは明確に『求める性能』を認識してロッドを選択すべきである。






『おススメのアジングロッドは?』


『良いアジングロッドの条件は?』



こんな質問をする方が多いが、自分からすれば・・・


『プロ野球選手で一番いい選手は誰?』


と聞かれているようなもので、打者として?投手として?


1番打者として?クリーンナップとして?守備固め要因として?


先発投手?中継ぎとして?抑え投手として??



みたいなもので答えようが無いのである。















で、これまで自作した【テンション感度・スローな操作感度】に特化させたロッド





このロッドのブランクは全て


MagnumCraft社 ←ココからGO!!



ピーコックバスSP5917】を使用。




もう1本は遠く広島へ・・・


このブランクは30トン&40トンカーボンのコンポジット



チタンティップを繋ぎ【テンション感度・スローな操作感度】のロッドを作るにはおススメのブランク。


ただ単に【テンション感度・スローな操作感度】を特化させるならば、そこらの似たような調子のブランクでOK



それじゃあ【反響感度】はあまり出ないと思うが・・・



MagnumCraft吉見製作所の回し者ではありませんが・・・


チタンは吉見製作所の




線径・テーパーの種類4種類アリ。



とまあ、いつの間にか【考察】がロッドビルド自慢記事に変わってしまったが・・・




遂に!秘蔵の正真正銘の


【オール40トンカーボン1ピースブランク】




コイツの味付けが決定!!



2ヶ月間悩んだ挙句の答えは


ショートソリッド】に決定



チタンにするか悩んだが、【反響感度のみを特化させるべくカーボンソリッドを22㎝使用。


今は無き【ウエダPro4】を反響感度で超えたい!



当然、【テンション感度】なんざ皆無なロッドで取り扱い注意なF1仕様だな。



狙うは6ftジャストで53g以下の3.5㎝バランス。




オマケ


今日は初節句




雛人形の位置が関東と関西では逆らしいが・・・



そんなことは知る訳ない。






今日の名言




ヘミングウェイ(1899年~1961年)
釣り、戦争、恋など自身の人生を作品の血とし肉とした行動派作家ヘミングウェイの言葉





何と多くの人が財布の中身を考え、

他人の思惑を考え、家庭を考えて、

つまらない人生に甘んじてしまうことか。

くよくよ考える人間は、はじめから運に見放されており、

勇気なんて滑稽にしか思えず、

才能があっても活用されずに終わるのだろう。

挙げ句のはては、

不平不満の虜になるのがオチである。



心の底からやりたいと思わないなら、

やめておけ。



- ヘミングウェイ -






でも・・・



財布の中身を考えずにやらかしたら死亡しました・・・


by.海猿








おしまい。