【海猿的アジング考察53】ロッド編その4 | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

定期異動の時期に入り・・・



『送別会』が目白押し




普段の『宴会』や『忘年会』は釣りを優先して行かない事が多い




酒は【人間関係を築くの潤滑油】と言われるが・・・



【酒でしか築かれない人間関係】なんて俺には必要無し。



特に普段仲間意識の少ない連中の集まる【酒の席】は嫌いだ。



大きな集まりの忘年会などで普段仲間意識の無い上司に『お~中村、ご苦労さん!』と酒を注ぎに来られると・・・・


『誰?お前?』と【俺に近寄るなオーラ】を放つ俺。



全く薄っぺらい偽善には鳥肌が立つ。



最近はそれでも少しは大人になり、【苦笑い】しながらでも『ありがとうございます』と言えるようになったが、若いころはくだらない【宴会】はオール不参加を決め込んでいた。



当然、上司の大半から『中村は生意気』と思われていたに違いないし・・・


先輩には敵が多かったのは事実。



まあそんなもんで怯んでいるようじゃ今の自分はいないだろう。






と、チョッと強がってみた協調性の無い海猿です。




しかしながらお世話になった人間の【送別会】は別。



人として。





今週末はその【送別会】が有るので釣りは我慢。





いつもの様に前置きが長すぎるが・・・・
















今回のテーマは





アジングロッド性能と特性の考え方





これまで色々なロッドを使い、色んな釣り方でアジングをやってきた訳だが、自分なりの答えをアジングロッドに対する性能や特性について書いてみる。





何故このテーマにしたか?



これまでも、記事の中で『ロッド性能』については色々と書いてきたが…

以外と理解されていない方々が多いし、質問も多いし、勘違いされてる方も。


なので、解りやすくまとめてみます。



その前に・・・



いつも言ってる事だが、【ある程度の性能】が有れば、ロッド性能の良し悪しで飛躍的に【釣果】が変わることは無い。


極端な話、そこらの棒切れでもアジは釣れる。



しかし、釣りは【趣味】である



趣味だからこそ拘りを持つ



それが良いとか悪いという事ではなく・・・



そんなアングラー向けの記事なので【アジを釣る事だけ】が目的ならば、この記事を読む必要は無し。









先ずは【用語の定義】から。




よく使われる【感度】にも大きく分けて2つある。




それは



バイト感度】と【操作感度である。







【バイト感度】は魚がバイトした事を感じる感度であり…




そのバイト感度の中にも



⒈反響感度

⒉テンション感度(操作感度にも含まれる)

⒊目感度



がある。




【反響感度】とは…



リグからロッドティップ~ブランク~グリップを通じて触覚で感じる振動。

所謂、『コッ!』と普通のバイトを感じる感度。

一般的に使われる【感度】はこれ。

『手感度』と表情する事もある




【テンション感度】とは…

ロッドティップから伝わるラインテンションの強弱を感じる感度。

この【感度】が高ければ【居食いバイト】【食い上げバイト(抜けバイト)】を察知しやすい。

また、【操作感度のテンション感度】においては潮流の変化や微妙なラインテンションを感じる事が可能。






【目感度】とは・・・



まんま、ティップに出る変化を視覚で感じる感度。

アジングには一切必要無し、と自分は考えている。


以上が3つの【バイト感度】である。





次に



操作感度,(操作感)】とは…




自分がアジングロッドには最も重要視されるべき性能で有ると考えている感度である





この【操作感度】とは【リグの重み】や【リグの動かし易さ】や【イメージし易さ】をロッドで感じる感度であり、これも大きく分けて2つ




早い操作感度(操作感)



スローな操作感度・テンション感度(操作感)





である。








速い操作感度(操作感)】とは…



ロッドティップでリグを『チョンチョン』とシャクったり、ボトムワインドさせたり、トゥイッチやジャーク等のアクション、所謂【初速の速いアクション】での操作感の事


よって【速い操作感度】の良いロッドからは、【初速の速いアクション】をさせた時に得られるリグの移動距離感やリグの重みが解り易い。









スローな操作感度(操作感)】とは・・・



ロッドをゆっくりとサビく様に持ち上げたり、リールをゆっくり巻き上げて【ラインスラック】を無くしたりアクションさせたりした時の操作感



ラインテンションの変化を感じる操作での操作感


所謂、【スローなロッド操作】でアクションをさせたり、ラインテンションの変化を感じる事。


よって、【スローな操作感度】が高いロッドは・・・


ゆっくりとロッド操作をする釣りにおいてリグの存在が感じられやすく、スローなアクションもアングラー側のイメージ通り操作できる


また微妙な【潮流の変化の認識】や、【テンションが変化するバイト】の察知能力も優れる。







用語の定義は以上



まとめると・・・




感度には【バイト感度】と【操作感度】の2つあり・・・



その【バイト感度】中に


反響感度

テンション感度(操作感度にも含まれる)

感度




感度のもう1つの【操作感度】の中に



速い操作感度


スローな操作感度




という事。



さて、長くなるのでヤメ




次回考察では、実際どのようなロッドがそれぞれの【感度】を有しているか?


また、その特性とメリットやデメリット等について書きたいと思う。



連発するので暫しお待ちを。










今日の【名言】






偏見を持つな。



相手が幕臣であろうと乞食であろうと、



教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい。




- 坂本龍馬  -








教えを受けるべき人間か・・・



そこが問題だ。




さあ酒を喰らいに行こう!



おしまい。