週末は勤務‥‥
久々に釣行無し。
という事は?‥‥
『毒を吐き散らかそう!』
というのはウソです。
冷静に‥‥
考えてみる。
(メーカー信者はスルーしてくれ!)
今回のテーマ
【ロッドの強さとバランス】
って事で大した考察ではないので期待せずに‥‥
この数ヶ月、ロッドを自作する様になってからロッドについて色々と勉強になる事が多い。
また、良くも悪くも今まで見えなかったメーカーの思惑やコンセプトが見えてくる。
と同時に、メーカー特有の華美なパーツのムダも‥‥
そして一番感じるのが‥‥
『これ考えて作ってる?』
という印象のロッドの多さ。
やっぱ商売上、こうなるのは致し方無いとは思う。
で、最近発売された有名メーカーのとあるロッド。
開発に携わった某氏の監修したロッド蘊蓄と実態と、そのコンセプトと本当の性能が気になるところ。
しかしながら、このメーカー‥‥
素晴らしい《販売促進》が出来るテスターの存在。
理論的な情報発信且つ、実釣での動画撮影、コメントを巧みに操り自己の理論の正当性を表現。
この自画自賛は宣伝マンとして必須。
うん!素晴らしいよ!!マジで!
正に【最強の営業マン】
ライトソルト界では間違いなくNo.1
(ロッド性能じゃないよ♪)
それを踏まえて
『どんだけのロッドが出てくるのか?』
純粋にロッド好きな自分としては好きなメーカーではないが、やっぱ気になるのが本音。
で、情報収集して色々と調べると‥‥
触ってないけど‥‥
1を見れば5は理解できる猿。
10は解らないけど‥‥
《スイカが入ってる味噌汁》
って見ただけで『マズそう!』って解るでしょ?
そう!触らずして解るくらい‥‥
『う~ん‥‥残念なロッド』
というのが今の自分基準の見解。
まあ想定内だが‥‥
さてさて、【ロッドの話し】に入るのだけど、猿の知識なんざまだまだハナタレ小僧レベル。
なので
《負け猿の遠吠え》かよ?
くらいの感覚で読んでもらいたい。
タイミング良く【ロッドの強さ】っていうのを某メーカーはアピールしていたので‥‥
ライトリグの釣りにおける
【ロッドの強さ】について自分の考えをぶちまけてみる。
【ロッドの強さ】ってどんだけ必要なのか?
例えば
《3㎏を持ち上げても折れないロッド》
自分に言わせれば‥‥
『意味はないね。』
の一言で完結。
アジやメバルのライトリグにそんな強度は必要なし。
【強いロッド】を‥‥
一番簡単に安く作るなら‥‥
《曲がるロッド》
低弾性のブランクを使い、肉厚のバッドにすれば【ロッドの強さ】は簡単に出せる。
曲がるロッドは、どんなに細い極細ティップを使用しても負荷をかけてしまえばティップ~ベリーは一直線。
バッドに負担が掛かるロッドにすればティップやベリーが折れる事はない。
ようするに、太いバッド部分で負荷を支えるから強いのである。
一方、高弾性のパッツン系は基本的に曲がらない。
曲がらないって事は、細いティップやベリー側に負担が掛かる。
結果、
軽くて張りの有るパッツン系の高弾性、低レジンのブランクは‥‥
【軽量】【高感度】という性能と引き換えに【脆さ】というデメリットを持つ。
その為、粘りがなく限界の負荷を超えると曲がる事なくパキッ!と折れる。
まあ、メリットが増えればデメリットも当然出てくるのは当たり前。
解りやすく言えば‥‥
曲がるロッド=ナイロンライン
高弾性ロッド=ポリエステルライン
いや、チョッと違うか‥‥
曲がるロッド=ソーセージ(魚肉)
高弾性ロッド=ポッキー(グリコ)
これもチョッと違うか?
曲がるロッド=濡らした割り箸
高弾性ロッド=乾燥した割り箸
だいぶ近い例えか?
水をしっかり吸い込ませた割り箸の太い側の端を固定して先端に負荷をかけて曲げると割り箸の固定した手元まで曲がる。
乾燥した割り箸は太い根元より先でパキッ!と折れる。
【曲がる】事で太い部分で負荷を支える事によって同じ素材でも【強い】のである。
さて‥‥
【ロッドの強さ】の優位性は何?
●魚に主導権を与えない?
●不意の大物に対応?
●魚を楽々寄せるパワー?
●抜き上げも楽々?
う~ん‥‥
かなり強引な理由じゃね?
当て付けた様な理由しかないのか?
ライトリグの釣りで考えればハナタレ小僧の俺からしても上の理由なんざ
【優先順位は低い理由】
でしかない。
●アジやメバルに主導権?‥‥
●魚を楽々寄せるパワーって‥‥
たかだかアジやメバルに普通の大人が主導権を与える事があるのか?
俺からすればどんなロッドを使おうがライン強度次第で魚に主導権を与える事も無いし楽々寄せる事は可能。
それがロッドによって出来ないって‥
どんだけ非力なのか?
つか、《ベロンベロンのロッド》だから主導権を与えて根に潜られるんじゃねぇの?
と思いますよ!(M氏談)
なので意味無し。
●不意の大物に対応って?‥‥
ライトリグでラインが切れる前にロッドが折れるかも?って心配になった事が有るアングラーは居るのか?
(PEは除く)
俺は無いけどなぁ‥‥
4ポンドを超える様なラインを使うなら話しは解るが、そんな状況は少ない。
普通は‥‥
ロッドが折れるよりもラインブレイクが先な訳で‥‥
アジングで大物外道が掛かってロッドが折れた!という話しは聞いた事はない。
なので、これも意味無し。
●抜き上げも楽々?
だからね、ラインが先に逝ってしまうから意味無いって。
つか、ライトリグで2㎏超えの魚を抜くようなバカな釣りはしないだろ普通は。
タモ使おうよ!
という事で
アホみたいなロッドの強さなんざ必要ないというのが猿の見解。
ましてや、【ロッドの強さ】を出す事によるデメリットの数々の方がマズイ。
●重力増
●ダルさ増
●繊細感低下
●感度低下(曲がるロッド)
このデメリットは猿的にはライトリグロッドには致命的。
曲がるロッドでダルさを出さない様にすると更に重力増になる。
まあ結論を言えば、根掛かりを外すのにロッドを煽ってポキッ!といかない《ラインの強度に相応》したロッド強度が有ればOKって事。
本当はロッドを煽るのもダメだけど。
ぶっちゃけると‥‥
【リフト強度】を特化させるロッドを作ろうと考えれば‥‥
3000円のブランクで速攻で作成可能な訳。
◎無意味な【ロッドの強さ】はトータル性能は下がる
と思うがどうだろ?
まあ、あれだ‥‥
どんなに《強いロッドだぜ!》と
鼻息荒くアピールされたところでアジングをメインとする俺から見れば何の興味もわかないし‥‥
『他に強調出来る性能は無いのか?』
位にしか思わないのである。
で、もう1つ言わせてもらうと‥‥
利益ばかりを追うメーカーや規模の小さなメーカーは‥‥
◎《パッツン系ロッド》は作りたがらない。
それは、リスクが高すぎるから。
パッツン系ロッドだと必ず折れる事によるクレームが増える。
ユーザー側に問題が有る場合が殆んどだが、メーカーからすれば厄介な話し。
それを保証や対応していると利益は上がらない。
そんな事情も有る事は承知していた方が良いかと。
まとめると‥‥
アジングやメバリングにおける
【ロッドの強さ】
某カリスマ氏の言う
【ロッドは強い方がいい】
当たり前の事、それは理解できる。
だが、俺が求める繊細なアジングロッドやメバリングロッドの優先されるべき
【性能】は‥‥
◎軽量
◎高感度
◎操作性
であり、これらの【性能】を追求すれば必ず【ロッドの強さ】は低下する。
しかし、この求める【性能】を低下させるほどの【ロッドの強さ】は必要ないと言う事である。
【ロッドの強さ】については以上。
次!
【ロッドバランス】について
恥ずかしながら、ロッドを自作する様になる前は‥‥
『ある程度のバランスでOK!』
っていう考えだったのだが‥‥
実際に同じブランクで同じグリップ、同じレングスで同じ重量のロッドを幾つか作った。
そして数㎝のバランスの違いで実際に持った感じや《操作感度》《反響感度》は大きく変わってくる事を実感。
『今さらかよ!』
と笑われそうだが今さら知ったのは事実。
素直に無知だった訳で。
で‥‥
セパレートグリップで最高の性能のロッドを作ろうとしている俺からすれば
これまた某⑬カリスマ氏の【セパレートグリップ】否定記事を見て
『カチンッ!』と血が騒ぐ!
全然、某になってない?
まあいいや。
ロッド製作に【カネ】の絡んでない俺がハッキリ言おう!
《スケルトングリップ》でも、《セパレートグリップ》でも‥‥
某氏の推す《ストレートグリップ》よりも高い性能のロッドを作る事は出来る!
と宣言しとく。
理由を書くと長~くなるので割愛するけど、営利目的じゃなければ可能なんだよこれが。
以下、某氏記事から引用
ーーーーーーーー
竿のバランスや持ち重り感と言うのは竿の自重とは別の次元であることをペスペが教えてくれています。
ーーーーーーーー
↑このくだり
悪いが完全否定させてもらう
竿のバランスと自重は密接に関係している!
ましてや、アホみたいに重くなるだけ。
ロッドバランスを良くする為に、ただ単純にグリップやリールシートに重いパーツを使う
ロッド自体の重量は増加しても、バランスが良ければOK♪
って?‥‥
余りにも【短絡的】な発想。
理由は後で詳しく書くが、その前に今時ストレートの長いグリップはしっくりいかないアングラーは多いんじゃないか?(信者を除く)
悪いが自分はそんな愚鈍なグリップは使いたくはない。
グリップ、フィット感の重要性ってのは実際に良い物を使った事がなければ実感出来ない事。
《使った事がない》だから知らないのだろう。
一度でも自分の手にフィットするグリップを使ってしまうと‥‥
今まで何の不満もなく使っていたロッドのグリップに対して違和感すら感じてしまう。(釣果には関係無い)
ボロ車ばかりに乗ってると高級車の乗り心地を知る事は出来ないのと同じ。
あっ失礼‥‥
興奮して毒づくと話が逸れるのがワルい癖。
話を戻そう!
【ロッドバランス】についてロッド自重が密接に関係している理由
例えば・・・
●6feetで70㌘のロッドA
●6feetで50㌘のロッドB
リールを付けないでA・Bのロッドのバランス位置が同じ場合。
A・Bのロッドに同じ重量のリールを付けると?
A・Bどちらのロッドが、ベストバランスになるか?
当然、Bのロッド。
ロッドのみの状態でのバランスは同じでも、ロッド自体の重量が重ければ同じリールを付けてもバランスは手元に寄りにくいのである。
解りやすく説明すると‥‥
A・Bそれぞれのロッドに10㌘のバランサーを入れると‥‥
Aは1㎝
Bは2㎝
バランスが移動。
従って‥‥
重いロッドのバランスを良くするには軽いロッドに比べて沢山のウエイト量が必要になってくる。
アホみたいに重いロッドをベストバランスにするには、アホみたいにウエイトを追加しないといけない‥‥
もっと解りやすく説明すると‥‥
100㎏級のデブが両端に100人づつ乗ってバランスが保たれたシーソー
その片方に貴方(Akさん除く)が乗ってもバランスは差ほど変わらない
一方、
30㎏の子供が両端に一人ずつ載ってバランスが保たれたシーソーに貴方が乗ればどうなる?
そういう事。
な訳で、《ロッドの重量》はバランスを考える上でも重要という事である。
さて、ロッドバランスとロッド重量
どちらも重要になるのだが、ロッドの軽量化ばかり考えてロッドを作ってみた結果‥‥
軽量化するほどバランスは悪くなる事を痛感した。
これはグリップ~上のブランクやガイドでの軽量化には限界があり
おのずとグリップ周りで軽量化する為。
しかし、逆に軽量化するほどバランス調整はやり易くなる。
先に書いたが、少しのウエイトの追加で飛躍的にバランスが良くなるのが利点。
現在、製作中のロッドは軽量化を追求すれば45㌘にはなるのだが、
バランスを考えると53㌘前後がベストか?
ロッドバランスとロッド重量
反比例するこの2つを如何にしてベストに調和させるか?
ようするに
ロッド自重を極力軽量化しながらもロッドのバランスもベストに近いそれぞれの融合点を確立する事。
そして、またまた
『ロッドエンドにウエイトを乗せるのは愚行』
『キャストフィールが下がる』
みたいな事を言うオヤジも居るが、極端なウエイト追加でなければ全く問題なし。
これが自分の今のところのロッドバランスについての考え方。
となると
極力軽量で、リールの重量を上げないでバランスがとれるロッド
これが理想的なロッド。
因みに‥‥
ロッドバランスを1㎝移動させる為にリールで調整するとなると20㌘とか平気で必要になる(ロッド重量による)
余りにもバランスの悪いロッドは所謂‥‥
《ゴミロッド》に成るわけです。
そう!
自作の《外房special62HGK-R》
コイツは6,2feetで55㌘ロッドの重量は軽い部類だが‥‥
バランスの悪い《ゴミロッド》になってしまった。残念!
まあ、普通のアングラーには解らない位シビアな辛口評価だけど。
今回の【考察】
色々と書いたが、まとめてみると‥‥
多々あるロッドの性能の中で、自分の求めるロッド性能は何か?
メーカーや開発者の謳い文句を冷静に判断する事
自分はアジングやメバリングロッドには、ロッド自重が軽量であるだけで向上する性能、
◎【感度】
◎【操作性】
◎【操作感度】
これを最優先で求める。ポキポキ折れるようなロッドは勘弁だが
◎【ロッドの強さ】の優先順位は低い。
ロッド自重が軽い事による
◎《ロッドバランス》調整の容易さ
アジングの魁の大先輩某氏の理論に対抗する内容ばかりの記事になったが‥‥
全てを鵜呑みに出来ない野郎なので
自分の考えを書いてみた。
以上。
最後に‥‥
またまた沢山、難しい事を書いたけど‥‥
ロッドについて、そこまで考えて理解しないとアジは釣れない
って事一切無し!です。
いつも言ってる通り
《アジの目の前》にワームをアプローチ出来るか否か?
それが出来るロッドならば
普通に釣れるので!
さあ!釣りに行こう!
おしまい。