【海猿的アジング考察⑳】外房メソッド | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

2012年一発目の考察は‥‥

またしても長文変態考察になりました!


今回のテーマは?

【外房アジングのメソッド】


ようやく外房のアジングも1年半が過ぎて、今現在の自分が外房でやっているメソッドを紹介します。

メソッドと言うほど難しいものではないですが‥‥

外房に限らず、これだけで全国ほぼ全てカバー出来ると思います。



その前に‥‥

軽く毒を吐いてみます!


いつも言ってますが、今時の胡散臭い【メソッド】【特殊なリグ】

例えば【ボトムワインド】

等々、海猿的には同じレンジに似たようなアクションをさせてやれば釣果は出ると考えているので‥‥

したがって、ボトムを攻めるのに特殊なダート系JHや特殊な形状のワーム等釣果に影響しない、全く必要なしという考えである。



早い話、水深によってはガンダマを打ったJHとストレート系のワームが有れば表層~ボトムは全てカバー出来る訳です。





有名アングラーY氏推奨の
【フリーフォール】とかで喰わすとかは‥‥

やってません!

必要性も無しですね~!

結果として【フリーフォール中】に喰ってる事はあるが、フリーフォールじゃないと喰わないという事はない。

ファンの方には申し訳ないけど、有名アングラーK氏推奨の
【ボトムワインド】なんぞは

やっても釣れるし、やらなくても釣れるという事。

百歩譲って釣果の差が出るとしても、一時間で普通のボトムチョンチョンで10匹釣れるのが【ボトムワインド】だと11匹になる程度だろう。




↑以上のように

相変わらずのお気楽思考でいかせてもらいます!


では本題に入ります。



基本的な【アクション】

①ただ巻き(リトリーブ)

②リフト&フォール

③チョンツーメソッド


はい!たった3つだけでOK!

これだけで間違いなく釣果は出ます!



【アクション】としては3つ、これを

水深、風、活性等によって各リグ毎に使い分けてます。


では①~③がどういった状況で使用するか説明します。


①の【ただ巻き】を使う場合


●水深を問わず、レンジを問わず、アジの活性が高い場合。

●シャロー(1㍍以浅)での釣り。


●通常のアジングでのパイロット的使用で活性を計る場合。



基本的には単体JHで、マズメや水深5M未満の常夜灯周りでの使う。

デメリットは‥‥

【フッキング率が悪い】

【表層以外のレンジキープが難】

【飽きる】


したがって、【ただ巻き】の釣りをする場合はフッキング率を考えるとワームは(1~2in)の短いものが有効になる。

キャロやスプリットでの【ただ巻き】ならば少しフッキング率は上がる感じです。



そしてメリットは2つか?

【手返しが早い】

【簡単】

活性が高いときには手っ取り早く数釣りたい時は、

スローな釣りであるリフト&フォールやチョンツーメソッドをやるよりは釣果がでる事もある。

しかし、【ただ巻き】でしか釣れないという状況はない。

【ただ巻き】でないと釣れないと感じるのは、

おそらく【表層】で反応が有るときで、リフト&フォールではレンジが外れる為ではないだろうか?


自分が経験した感じでは、【ただ巻き】が有効になる状況は少ないし、

デメリットの【フッキング率の悪さ】と、【面白さが少ない】ので、3つのアクションの中では使用頻度は低い。

ショートバイトに悩まされるのは


【ただ巻き】の釣りだからです。

アジングでショートバイトによって釣果が出なかった事は一度もありません。


次は②の



【リフト&フォール】

を使用するのは‥‥


●主にキャロやスプリットでの水深2M以上で使用。


キャロでは1番使用頻度の高いアクションで、外房アジングの殆んどは
【リフト&フォール】でカバーしている。

【リフト&フォール】のメリット


【レンジキープが容易】

【フッキング率が高い】

【バイトが面白い】


デメリットは‥‥

【イメージ出来るまで少し練習が】


殆んどはキャロやスプリットで使用するのだが、キャロやスプリットで使用する場合は他にも‥‥

キャロ等でのメリットは‥‥

【レンジキープが容易】

【風、流れ、に負けない】

【遠投が可能】

【深場の釣りの手返しが早い】

【JHが軽くフッキング率が高い】



デメリットは‥‥

【リーダーが弛むバイトが出ない】

単体でないと釣れない事がある

となると、

やはりキャロやスプリットのメインとなるアクションは

【リフト&フォール】である。



最後に③の


【チョンツーメソッド】


●JH単体で

●表層~ボトムで有効


アクションのつけ方



ラインに若干弛みをつくり、ロッドを2~3回シャクる。(シャクリ幅20~50㎝)

シャクって出たラインスラッグをリーリングで素早く回収。

ロッドは水平~ちょい上方でテンションフォール又は、

超スローリトリーブかロッド自体をゆっくりさびいてバイトを待つ。

解りやすく言うと、エギングのスラッグジャークを小さくする感じです。


メリットは単体のみで考えると‥‥

【レンジキープが容易】

【殆んどの状況で反応が有る】

【軽いリグの重みを感じ易い】

【バイトを感じ易い】

【フッキング率が高い】

【どんなポイントでも使える】

【活性が低い個体にも有効】

デメリットは‥‥

特に感じる事は無し。


海猿のJH単体の釣りでは殆んどが【チョンツーメソッド】です。


以上の3つの【メソッド】、【アクション】しか必要性を今のところ感じてません

よく勘違いされてますが

【驚愕テクニック】などは持ち合わせてないし、そんなものは無くても釣れるのがアジングでしょう。


【アクション】や【メソッド】は以上ですが‥‥


その【アクション】や【メソッド】を




【アジの捕食レンジで行う】

↑これが1番重要です。

いつもレンジが1番大切だとアホォみたいに言ってますが‥‥

どんなに優れたロッド、ライン、ルアー、技術を持っていても、魚が居ないポイントやレンジでやっても絶対に釣れません。


その重要な【レンジ】にルアーを届ける。

解っていてもなかなか上手くいかないのがこの

【任意のレンジへのアプローチ】

特に軽いJH単体等では難しくなってしまう。

自分のイメージとルアー軌道の相違であったり、潮流、風、等々で上手くアプローチ出来ない事で釣果が出ない。
(海猿も横浜で撃沈しました)


アジングに限らず、他魚種や餌釣りでも釣果を出している方は、

【レンジ操作が的確】っていうのは見ていて解ると思います。


長々となりましたが、結局行き着くところは

【レンジが操作が大切】っていう事です。

ロッドやリール、ラインやアクションや、フック、JH、ワームのカラー、長さ、軟らかさ等、自分も拘りを持ってますが、

それは、【レンジ操作】をやり易くしたり、フッキングの確実性をより高める為の物。


肝心な【レンジ操作】が出来なければ全く意味の無い物になるのです。

やはり【狙ったレンジ】にルアーを
送り込む事を第1に考えてアジングをする事が釣果を出す近道です。

それをマスターして有名アングラーさんの言う【メソッド】を付け加えれば微妙に釣果が上がり完璧でしょうね。

微妙に!


という事で今回の

【海猿的アジング考察⑳】

いつものように話が逸れた感じで終わります。


最後まで読んでいただきありがとうございました。



追記

去年の夏前位から【JH単体】は釣れるが、【キャロ】や【スプリット】だと反応が悪い事が良くあります。



色々と考え、対策を講じてきましたが未だに理由が見えてきません。



原因の解る方、なんとなくでも解る方はメッセでも構わないので教えてください!!