※本ブログはシリーズ物になっている為、ぜひ最初からお読みください。


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※前回の記事の続きです 


令和人の大多数は、
「理性(推論)」を過信し過ぎており、
結局、コ●ナ禍とは令和の理性人達の「理性(推論)」の暴走によって引き起こされた人災である、
と筆者は「推論」している。

故・西部邁氏のような知の巨人と筆者のようなニンニク臭いラーメンおじさんを同列に論じるのは非常におこがましいことであるのは十分承知しているが、
もし西部邁氏が今もご存命であったなら、
西部先生はおそらく筆者と同じような「推論」をしていたのではないか。


人類の近現代史を俯瞰してみてみると、
「理性(推論)」の暴走は人類に様々な人災をもたらしてきたことがわかる。

この人災の一例として、
共産主義という理性(推論)主義の赤い闇が挙げられるであろう。


共産主義とは、
資本主義の矛盾をプロレタリアートらの革命によって無階級社会である共産主義社会が生まれ、
やがて階級抑圧機構としての国家も消失する為、
軍隊もなくなり、
結果として戦争なども起こらなくなって、人類社会はユートピアとなるはずだ、
─という「推論(理性)」の産物である。

だが、このイカれた「推論(理性)」が人類に大きな不幸をもたらしてきた歴史的事実は、世界史を少しでも学べばわかる。


共産主義の経済は計画された経済(スターリンの五カ年計画など)であり、
つまり、
「五年後はこうなっているはずだ」
みたいに未来への「推論(理性)」をベースに計画を立て、
その計画の絶対化(つまり理性を過信)を基軸にして国家を運営していこう、
というのが共産主義経済の骨子なのであるが、


スターリンの「理性(推論)」は暴走し、
ウクライナなどでホロモドールと呼ばれる大飢饉を引き起こし、
数百万の餓死者を出してしまった。


毛沢東は米を食べる害鳥であるスズメを大量駆除すれば農業生産力が向上するハズだ、
と「推論」したが、
この毛沢東の「理性(推論)」の暴走は一億羽のスズメを一斉に駆除してしまい、
天敵であるスズメがいなくなったイナゴの大量発生によって発生した蝗害(こうがい/イナゴの害)によって、
少なく見積もっても1500万人が餓死したとされる。


スターリンや毛沢東の「理性(推論)」は大量の人民を殺してしまったのである。


(続く)



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