※本ブログはシリーズ物になっている為、ぜひ最初からお読みください。


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※前回の記事の続きです 


人間環境大学総合心理学部准教授・森本裕子という社会心理学者のネット記事から、以下を引用する。
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【ハーシャー氏とその共同研究者らは、参加者に短い文を読ませ、
書いてある内容が本当かどうか判断させました。
例えば、「カピバラは有袋類の中で最も大きな動物である」というような文です。
さて、本当でしょうか、嘘でしょうか?

こうした判断を、2週間ごとに3回繰り返します。
すると、3回繰り返し読んだ嘘の文は、1度だけ読んだ嘘の文よりも、本当だと判断される割合が高くなっていました。
繰り返し読むと、1度目は嘘だと思った内容でも、
だんだん本当だと思えるようになってしまうというのです。
(ちなみに、最も大きな有袋類はレッドカンガルーなので、上の文は嘘、ということになります。)

広告やCMは、やはりこの効果を利用しています。
また、政治的プロパガンダなども、繰り返すことで、最初は嘘だと思われていても、
だんだん本当らしく聞こえてくるという効果を利用していると思われます】

〈フェイクニュースだとわかっているのに、シェアしてしまう人々〉森本裕子/MODERN TIMES より引用

※読みやすさの為に一部改行を加えています。


フェイクニュースだとわかっているのに、シェアしてしまう人々


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令和のインフォデミックにおいて、
ただ恐怖心を煽るだけの「嘘」が、
テレビあるいはSNSなどで『反覆』された。

その「嘘」が『反覆』によって群衆に何度も「単純接触」されてゆくと、
人々はその「嘘」に徐々に感情移入し、「嘘」に説得力を感じるようになっていく。

やがてその感情移入は絶対化されるようになってしまい、
心理的群衆の深層心理において、
「嘘」の恐怖は「真実」の恐怖へと差し替わる。

上記の引用例でいえば、
カピバラは最も大きな有袋類になり、
コ●ナ・ウイ●スも最も危険な殺人ウイルスになってしまうのだ。

ゲッペルスのいうように、
「嘘も百回言えば真実と」なってしまったのが、
令和のインフォデミックなのだ。


(続く)



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