すべては「脾(胃腸)」が決める。 | なかむら薬局漢方サロンブログ

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福岡・直方市にある、なかむら薬局漢方サロンのブログです。

こんにちは♪

今日も蒸し暑い一日になりそうな

福岡県直方市
なかむら薬局漢方サロン
スタッフの水尻です。

 

 

先日、日本中医薬研究会にて

「脾」
についてお話を聞いてまいりました。

「脾」とは中医学的に
「胃腸」のことを表しています♪

 

 

「脾」は
食べ物を胃で消化し
腸で運んで、吸収する
そういった役割があります。

 

その働きがしっかり行われてこそ
身体が元気になり、生命力も強くなるのです。


また
「腎」には
生命力、精力、生殖能力などが
蓄えられ
その蓄えられたものを
「腎精」とあらわしますが

 

 

この
「腎精」もまた
食べ物をきちんと消化し
きちんと運ばれ
きちんと吸収されて
蓄えられ、生きる元気のもととなるのです。

 

 

中医学では「補腎」をとっても
重要に考えていますが

「脾」の力が足りないと
「腎精」を補う
「補腎」もまたうまくできない
そのようなお話がありました。

 

また、身体のむくみなども
検査をして、腎臓や肝臓そのたに
問題がない場合ですが。

 

これもまた、「脾」の力が
弱っていると
固形のたべものだけでなく
水分の代謝もうまくいかず
体内に、いらないものが
残ってしまい
むくみにつながるというわけなのです。

 

器質的な問題がなければ
脾を強くして
水分の代謝もよくしていけば
改善につながるということですね。


また「脾」は、栄養の消化吸収で
「血」も生み出します。

「血」を生み出すには「気」が必要。

 

 

「気」の、「気化」という作用を
利用して「血」を生み出しますので

「脾」を元気にするために
「気」を補います

「健脾」とは「補気」すること。

 

 

なんだか、哲学のようになってきましたね♪

そういう、哲学のような
中医学が、わたくし大好きなのです♪♪♪

 

 

また、「脾」の調子には
「肝」がとても大きく影響をしています。

陰陽五行説の
相克の関係として
「肝」が「脾」を攻撃すると
とっても、いためつけられてしまうという
関係なのです。

 

 

ちょっと、みなさまにも
思い当たるところが
あると思うのですが。。。。。


ストレスが胃腸障害をおこす
ストレスは「肝」の疏泄が悪くなるから
おきる。

 


「肝」とは、ストレスの受け皿で
「肝」がしっかり働いていれば
ストレスは、うまく、解消されます。

 

 

ストレス性の胃腸炎の場合
胃腸だけを改善するのではなく

ストレスのもとである
「肝」もいっしょに
疏泄してあげると
改善にとってもいい。
ということでした。


また、胃腸にはまだきてなくても
ストレスを感じておられる方には
「健脾」も一緒にしたほうが
早めの改善が期待されるとのことでした。


胃腸の漢方を選ぶとき
たんに、消化がわるいのか
ストレスで胃の働きが悪いのか
はたまた、両方なのか。

 

 

胃と、腸と
かたほうがわるいのか
両方なのか

 

 

便の様子などお聞きしながら

ストレス性の胃腸の不具合にはこれ
消化が悪いだけならこれ

などなど


ご相談をお受けするときに
しっかり質問して
様子を聞かせていただいたうえで
漢方を選んでいる。

知らず知らずのうちに

ストレスと胃腸の不具合を

あわせて考えていたんだなと

あらためて気付きました。

 

 

 

そして、今回のこの話をしっかり聞くと
さらに、そのことが重要なのだと
感じた次第です。

 

 

本日のブログ
なんだか、講演レポートで
表現がまだまだなのですが

少しでもお伝えできていればと
おもいます♪


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