中島みゆき展 2024「時代」 | 赤い誘惑。plus ~ 蒙古タンメン中本、時々ちがうネタ ~

おはようございます!

 

ご無沙汰しています。

2週間ぶりの投稿です。

実は先週末、法事で札幌に帰省してたりで

1ヶ月半ぶりくらいにようやく少し落ち着いた週末。

なんだかんだと毎週末予定が入ってたからね~。

 

懸案だったプロジェクトは

TOP承認も無事に下りて第一関門突破。

ここからお盆前までが現場落とし込みの最終調整で、

2つめのヤマ場ってトコ。

暑さに負けずに頑張りますよ。

 

 

 

さて、6/16の日曜日のこと。

北京飯店さんで、急ぎ昼ご飯を掻き込んだ後に向かったのは

ところざわサクラタウンのKADOKAWAミュージアム。

本棚劇場で一時話題になった施設です。

13:00から、というチケット予約をしちゃったからね。

 

目的はこちら。

 

 

翌週末までの開催だった「中島みゆき展」。

今月は大阪に舞台を移して開催中みたいですね。

 

 

中島みゆきというアーティストに出会ったのは

もう50年近く前の小学校4年生の頃。

地元ラジオ局の「ベストテン北海道」というランキング番組で

チャート入りした「わかれうた」を聞いたのが最初。

 

1位を取ったんだったかな?2位までだったかな?

でも随分長い間チャートインしてましたね。

当然北海道のラジオ番組なんで、

地元札幌の根強いファンたちからの応援もあったろうけどさ。

 

小学校4年生のクソガキには、

「道に倒れて誰かの名を呼び続けた」経験などあるはずもなく(笑)、

歌詞というよりむしろ曲に惹かれた方が強かったね。

 

本格的に聞き始めたのは、中学生になってから。

アルバム「臨月」を貸しレコード屋(古っ!笑)で借りて、

すっかり引き摺り込まれた訳で。

睡魔と闘いながらオールナイトニッポンも聞いたなぁ。

最後まで聞き通せることなどなかったけど(笑)

ってな思い出話はほどほどにして。

 

 

 

燦燦と陽光降り注ぐ快晴だったこの日、

タイミングよく1Fのピロティ駐車場にすんなりと。

 

 

こんな青空に、少し異様な建造物。

日本を代表する建築家の一人である隈研吾の作品。

 

 

細かいことは分からないけど、

凄いことは分かるって感じ(笑)

 

 

ミュージアムの入口をくぐると、

迎えるのは奥の壁に文章が映し出される「羅生門」の模型。

さすがは角川書店、という演出ですね。

 

 

奥のエレベーターに乗って5Fの展示室へ。

 

 

エレベーターが開くと視界全面に飛び込んでくる、

深紅のタイトルバナー。

フォトスポットも意識していたんでしょう、

結構この前で写真撮ってましたね。

皆さんしっかりポーズ決めるから、前が空くまでが長いこと…(笑)

 

 

エントランスにはレコード棚。

大阪はどうなってるか分からないけど、

東京(?所沢?笑)は撮影OK、動画撮影NGでしたね。

 

 

アナログレコードやらカセットテープやら、

今回の展示会のオリジナルグッズ紹介なども。

 

 

第1章は、

中島みゆきストリート、と銘打った経歴紹介ゾーン。

 

 

展示会のタイトルにもなった

代表曲「時代」の歌詞からスタート。

 

 

老若男女さまざま、の来場客が

みゆきのファン層の広さを物語っているものの、

やはり妙齢のお姉さまたちが多かったかな?(笑)

 

 

年表の上を飾るのは

アナログ盤とCDが入り混じった展示。

ジャケットから呼び起こされる記憶ってあるよね~。

しかもソングライターとして楽曲提供した、

他の歌手たちの盤も展示されているから、

またそれが創作活動の幅広さを教えてくれるわけで。

 

「わかれうた」がヒットする前から、

色んないい曲を書いてたからね~。

 

 

みゆき自身も

「おかえりなさい」や「御色なおし」、「回帰熱」なんかで

初期の提供楽曲のセルフカバーアルバムを出してるけど、

やはりそうした楽曲は

それぞれの歌手を意識した色になっている訳で、

コレが「創作者中島みゆき」の息抜きだったのかも?とも思ったり。

 

 

みゆきの曲を歌った歌手や役者たちのボード。

「研ナオコ」のボードを裏返すと、

 

 

こんな風に出てくる仕掛け。

クルクルめくると結構楽しめる訳で。

実際、研ナオコはもっとたくさん歌ってるけどね。

たぶんほんの一部分。

 

 

スマホから投稿する、MY FAVORITE SONG。

 

 

まぁこう並べられても、

1曲なんて決められないですよ、やっぱり。

これは曲が好き、これは歌詞が好き、なんてやってると

半分以上入れるハメになりそう(笑)

 

 

第3章はみゆきのアナログ盤を堪能するゾーン。

 

 

アナログが出ていたのは、

アルバム「グッバイガール」くらいまでかな?

このゾーンは一気に平均年齢上がってたなぁ(笑)

新しいアルバムを買ってきては

ドキドキしながらレコード盤に針を落とした世代。

リクエスト待ち20分とかだったんで、断念して次へ。

 

 

その次は舞台「夜会」のゾーン。

 

 

右にチラ見えしている衣装は、

唯一の撮影NG。

そこはちゃんとルールを守って。

 

夜会の舞台のミニチュアなんかも展示されていて、

ちゃんと舞台装置の仕掛けが動く演出。

 

夜会自体は行ったことないんだけど、

映像化されたものは何本か見ましたね。

先日奥多摩まで一緒に行った義妹は

結構毎回のように見ていたみたいだけど。

 

ホントはあの日も

みゆき展に連れて行くつもりで呼んだんだけど、

「どうする?」って聞いたら、「ドライブしたい」と(笑)

乙女心は分からないモノです(爆)

おかげで車中はみゆきのCD掛けっぱなしでしたが…。

僕も30枚くらいは持ってるからね。

 

 

 

最後のゾーンに入る前に、こんな企画が。

 

 

2019年の「進化樹」に掛けて、

ファンのメッセージを葉に見立てて進化樹を創ろう、というモノ。

 

 

もう、ものすごい数ですよ。

中にはみゆきの同級生、という方のメッセージも。

やはり百人百様の「中島みゆき」がいる訳だけど、

「あなたの歌詞に救われた」「前を向けた」と、

勇気をもらったコメントが多かったなぁ。

共通するのは「ありがとう」だったような気がしますね。

 

 

最後のゾーンは、みゆきの「詞」の持つ力。

 

 

心の奥底に潜むものに光を当て、世相を切り、と

彼女の「言葉」の持つ力を大きなバナーで表現したゾーン。

この「言葉の力」に救われた人が多かったんでしょうね。

 

 

 

そして出口には「誕生」の歌詞。

 

 

生きにくい時代だけど、

産まれてきてくれてありがとう、Welcomeとうたう歌詞に

また力をもらう人がきっといるだろうな、と。

 

 

 

シンガーソングライター「中島みゆき」を語るには、

時間もスペースも足りなさ過ぎたんでしょう。

どちらかと言えば「メッセンジャー中島みゆき」の色が強かったような。

もちろんシンガーソングライターの評価の多くを

その歌詞に込めたメッセージが占めるのは当然なんだろうけど、

個人的にはもう少し音楽性の方向にも切り込んでほしかったかな。

 

御年72歳とはいえ

これからも心に刺さるメッセージと

耳に残り続けるメロディを

発表し続けてくれることに期待しています。

ではまた。