この日は、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館を訪問。
秋季特別展「古事記の編纂者 太安萬侶」を見学しました。
昭和54年、奈良市此瀬町で太安萬侶の墓が発見されました。
墓誌には、本籍地、位階、勲等、死亡と埋葬の年月日が記載。
この太安萬侶の墓誌には「左京四條四坊従四位下勲五等太朝臣安萬侶以癸亥年七月六日卒之 養老七年十二月十五日乙巳」と記されています。
位階・勲等と卒年月日は『古事記』序文や『続日本紀』と一致。
それまでは実在を疑う説まであった太安萬侶でしたが、この発見で実在が証明されたわけです。