新発田の旅(7)―辰巳櫓―。辰巳櫓は、表門に向かって正面右手。本丸からみて、巽つまり南東の位置にあります。 木造の二階二層櫓で、入母屋造、本瓦葺き。この櫓は、堀部安兵衛の実父中山弥次右衛門が管理責任者でした。 しかし失火によって櫓を失ったために、弥次右衛門は浪人になったといわれます。現在の櫓は、平成16年6月に復元。 再建の前に発掘調査を行ったところ、土台石が検出。その内部には直径1mほどの川原石の礎石が検出され、床面にガラス張りで見学できました。