行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
突然ですが、
「男らしさ」
とは何でしょうか?
例えば、
妻から見る夫の「男らしさ」とは・・・
「夫は強く頼れる存在であってほしい」
「経済力がある人であってほしい」、
など。
逆に、
夫から見る「男らしさ」とは・・・
「家事や子育ては妻の仕事で夫は外で稼ぐ」
「浮気やお酒も男の甲斐性」(古い!?)、
などがあるかもしれません。
◆「男らしさ」をめぐる悪循環
とある30代半ばの夫婦。
子育てに関して二人の意見がしばしば
食い違うことがありました。
共働きで収入もほぼ同じ、
2人の子どもを保育園に通わせながら、
家事は平等に分担していました。
一見すると二人とも平等主義的で
現代的な夫婦に見えます。
ある日、
夫が子どもたちを寝かしつけてから
一人でビールを飲み、
「ふ~っ」
と大きなため息をついたのを聞いて、
妻が、
「そういうのを聞くとこっちまで
気が滅入るからやめて。
あなたは父親なんだから、
もっとしっかりしてよ。男でしょう。」
と怒鳴りました。
そう言われて夫は、
「確かに男らしくないよな・・・」
と自己嫌悪に陥り、いっそう口数が
減ってしまいました。
そんな夫を見て妻はますます
イライラして夫に怒りをぶつけ、
夫は黙り込む・・・という
悪循環になってしまいました。
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妻は、夫がなぜそのような
大きなため息をつくのかには
関心がなく、
夫に直接確認もしていませんでした。
あとになり、
当時、夫は自分が中心となって
進めていたプロジェクトで大きな問題
が発生し、多額の損失を出すことに
なりそうだった。。。
ということがわかりました。
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この夫婦は、
夫は自分が精神的に追い詰められて
いることを妻に素直に話すことができず、
(話すこと=男らしくない)
また、
妻も弱っている夫の姿を目にすると不安
を助長されるために直視することができず、
(弱音を吐く=男らしくない)
それを怒りとして表現していたために、
お互いにストレスを抱えたままの
状態でいたのです。
夫婦間で楽しいこと・うれしいことを
共有するのは簡単ですが、
つらいことや悲しいことなど痛みを伴う
感情を共有するのは容易ではありません。
そして、
それは、夫のみならず妻側の「男らしさ」
へのこだわりが障壁となっていることも
あるようです。
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