週末の重賞 5/11,12 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

五月病が大流行する時期ですけども、労働意欲の低さで言えばalways五月病という中目黒さんですんで、流行り病に罹患したわけではない。でもまあ最初はだるい気持ちが強烈でしたね。特に朝。連休中よりも2時間近く早く起きるわけですから身体が起きない。しかも今週は土曜まで労働という連休明けからハードワークでやってられませんね。ただ嬉しい話題もあって、安田記念にヴォイッジバブルの参戦が決まったのはテンション上がった。しかも鞍上がザカリーパートン。更にテンションが上がった。とりあえずヴォイッジバブルの血統をお話する動画は作ろうと思います。

 

 

さて今週行われる重賞は2つ。まず土曜の京王杯SCと日曜のGⅠヴィクトリアマイル。このうちヴィクトリアマイルに関しては動画の方をアップしている。アメーバの不具合でYouTubeの動画を貼れないのでXのポスト経由でこちらからどうぞ。今年はフルゲートを割ってマイラーっぽいマイラーも結構少ない。まあ切り口は色々考えますけども、裏筋読み過ぎるのもどうかなと思う。

 

 

とゆーわけでこの記事では残りの京王杯SCについて掘り下げていこう。

 

 

サトノアラジン以降、勝ち馬はおろか安田記念で3着内に入った馬もいないという状況。安田記念で求められる資質は割と短距離っぽさも重要なので決してローテとして必要ないという事はないのだが、集まる馬の質がそういった結果を招いているのか。過去10年で前半3Fが最も速かったのは14年の33.7。それ以外の年は全て34秒以上になっていて、短距離戦としてはスローな入りになることが多くなっている。その割には脚質の偏りというのはそこまで極端ではないが、分が出るのはやはり前で受ける馬。今年は逃げ馬不在に見えるが果たしてどうなるか。また好走馬の傾向としては1200でそこまで高いパフォーマンスをしていない馬、実績不足の馬の方が走る印象で、昨年1着レッドモンレーヴ、3着ダディーズビビッドは1200で勝利経験がなかったし、スカイグルーヴ、タイムトゥヘヴン、カイザーミノル、ステルヴィオ、グルーヴィットなども出走時は1200で勝利経験がなかった。ある意味1400のスペシャリストを狙うべきとも言えるか。血統的な所ではロードカナロアをはじめとするストームキャット持ちが強く、直近5年ではレッドモンレーヴ、ダディーズビビッド、タイムトゥヘヴン、ラウダシオン、カイザーミノル、ダノンスマッシュ、ステルヴィオ、グルーヴィットがストームキャット持ち該当馬。他にはダンジグ持ちも悪くなく、時計の出る馬場で信用するべきはこの辺か。ディープ持ちも悪くないが、レッドモンレーヴが504㌔、ラウダシオンが514㌔、サトノアレスが504㌔とある程度の馬格があっただけに、父や牝系からパワーっぽさを受け継ぎたい。今年の出走馬ではまずウインマーベルか。父はアイルハヴアナザーで母父がフジキセキ。アイルハヴアナザーはダンジグのクロスを持っているが、全体的にノーザンダンサー、クロスが煩い血統であり、非ノーザンダンサーでアウトブリードなフジキセキやマンハッタンカフェを母父に持つ繁殖とは相性がいい。字面だけ見ればタフな馬場は合っていそうだが、繋ぎが寝繋ぎ気味で反発するのでグリップ出来ない馬場が苦手。阪急杯では雨の馬場でもなんとか勝利したが、前走の高松宮記念では再びの雨馬場で見せ場がなかった。阪急杯に関しては馬場を克服したというより相手関係の問題と阪神内1400が最も合っているコースで、その2つで苦手を相殺した、という形になるか。東京で時計が速くなっていいタイプではないだろうが、良馬場であればある程度の格好は付けてくれるだろうし、やはり1200よりも1400という馬。前走からの前進というのは見込みたい舞台だ。少なくとも昨年くらいの競馬は期待したい。今年もそんなに前が厚いメンバーではないし、1400では4角5番手以下が1度だけという実績通り、好位から競馬をすることが出来る。スタートが最大のカギとなるだけに偶数枠を引きたいのが本音だが、ここも好位で競馬が出来れば崩れはないか。他にはスズハロームにも注目してみたい。父はサトノダイヤモンドで母父はローレルゲレイロ。母父ローレルゲレイロはなかなか珍しく、スズハロームの世代が母父ローレルゲレイロのデビュー世代でわずか2頭のみ。そこからOP馬が出るんだから早速有能さを見せていると言っていいだろう。またディープ系種牡馬で成功しているというのもポイントだろうと思っていて、サトノダイヤモンドは所謂ディープ黄金配合ではないので、サーゲイロードの柔い血を迎え入れてスピードを補うという形もハマっていそうだ。母はダンシングブレーヴの3×3でLady Be Goodもクロスしている相似配合のような血統。胴回りなんかは父の影響を受けていそうだが、筋肉の付きなんかは母似で距離が短いところに出るのも納得。激しい気性の持ち主でなかなか乗り難しいが、1400では4戦3勝と結果を出しているし現状ではベストの距離だろう。唯一負けたレースは馬群に入ってタイトなスペースを割れなかったし、周りに馬がいると力を出せないタイプか。少し時計が掛かるくらいの馬場の方が良さそうな印象もあるが、ここは外目の枠でリズム良くか直線で外に出して運ぶ競馬が理想。その点、直線の長い東京に替わる事はプラスだろうし母方を鑑みれば重賞でも通用する可能性はあるだろう。元々高橋裕厩舎に所属していた関東馬だが、今回は既に美浦で乗り込んでいて輸送済み。気性面を考慮してのことだが、こういった意欲的な調整も好印象だ。本格化はもうちょっと先かもしれないが、魅力的な血統背景だけにここでも期待してみたい。1400以上なら着順程負けていないダディーズビビッド、東京に替わってどうかだが1400も守備範囲のトウシンマカオ、昨年勝ち馬レッドモンレーヴなども上位候補。

 

 

新潟のはやぶさ賞、今年は頭数が少ないっすね。ミルファームも1頭だけ。だけど、杉原誠人さんを乗せてくる辺りガチっぽいところもありそう。◎パレスドフィーヌの予定です。