京王杯SC 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

土曜の東京競馬場は晴れの予報。金曜時点で良馬場だし土曜も良馬場で行われるだろう。東京芝は今週からBコースに替わる。昨年は雨の影響もあり走破タイムは1分20秒台だったが、Aコースの東京は時計が速かったし土曜の天気を鑑みればコース替わりになっても時計は速いままだろう。1分19秒台の決着になる可能性も十分ある。時計の決着に対応する能力は求めたいところ。今年は頭数が15頭で絶対に逃げたい馬は見当たらない。スタートが良ければメイショウチタンが行くだろうが、オーロカップは34.6-11.4-34.6、パラダイスSは35.1-11.7-33.8といった感じで飛ばすというよりはある程度落として巡行するような逃げ。ここもそういった競馬をしていくとすると、1200実績馬は道中が遅すぎて折り合いが難しい。昨年はスローだったが1着3着馬は1200よりも1400、1600で実績があった。今年もそんなに飛ばしていかないペースになるのだとすれば、マイラーっぽい馬が脚を溜めて上位に入ってくるという競馬になるかもしれない。血統的にはロードカナロアを始めとするストームキャット持ちが好走中で、時計の速い決着だけにストームキャットが強いというわかりやすい傾向が見て取れる。他にはダンジグ持ちも好走中。1番人気になっているトウシンマカオは母がユキノマーメイドなので本来は1400くらいが合っている印象だが、1200のペースに慣れてしまって34秒で抜いて走る展開は仕込みがないと思うし、この枠も歓迎とは言えないか。3連勝の上がり馬リュミエールノワルはカナロア×ディープ×トニービンなのでレッドモンレーヴに似た構成だが、この馬の方がヌレイエフのクロスを持っているだけにハイペリオン的な馬で、前で受けてしぶとい。ここは展開の利がありそうだが、3連勝の内容から重賞でも、となるにはちょっと中身が足りない印象で、前走もハンデの恩恵やペース、馬場も恵まれたところがあった。重賞で57㌔で時計も速いとなるとちょっとどうか。

 

 

本命はレッドモンレーヴに打ちたい。前述の通りこの馬も父ロードカナロア、母父ディープインパクトで母方にトニービンの血が入る。ただこの馬の方がサーゲイロードっぽさやトムフール的な軽い脚捌きで走るタイプで、キンカメ×トニービンというよりはカナロア×ディープの方が強い馬のように思う。本質的にはマイラーで1400がベストという事はないだろうが、最近の短距離路線はペースが上がらず1400の馬が1200、1600の馬が1400に出てちょうどいいくらいの感じに落ち着いているので今年もペースが上がらなければ十分追走できるだろうし脚も溜まるだろう。前走は距離が云々以前に競馬になっておらず、馬場なのか状態なのかという負け方。ゲートはもうずっと良くないのでここも出ないだろうし諦めてはいるが、本来の能力を思えばもっと走る馬。ここもどういう競馬になるのか怖さはあるが、今回は当週追いがウッドだった。転厩して以降、当週追いがウッドではなかった中山記念、マイルCS、安田記念、そして2勝Cの特別戦の中で勝ったのは2勝Cのみで、それ以外では大きな着順になっている。ウッドで調整できる時が状態、メンタル的にいい時なのだろうし、ウッド追いでは富士S、昨年の京王杯SCで連対していて、ダービー卿では大きな出遅れが響いたので参考外と見ていいだろう。スタートは祈るしかないが、ウッド追いで終い重点は昨年と似たような調整で反応も良かった。衰えるような年齢、血統でもないし、まともなら巻き返し可能と見た。

 

 

◎レッドモンレーヴ

○ウインマーベル

▲バルサムノート

☆スズハローム

△トウシンマカオ ダディーズビビッド

 

ウインマーベルはまた外枠となったが、最終入れならゲートは出そうだ。1400がベストの馬だし良馬場というか綺麗な馬場の方が走りやすい馬なので時計へ対応出来ればペースも味方して崩れないだろう。バルサムノートは1200の2戦は距離が忙しいのもあったし右回りだと走りのバランスが悪い。時計が速くなっていいタイプではないだろうが左回りで延長自体は歓迎。ノーザンテースト持ちは東京1400で穴を出す。