週末の重賞 4/6,7 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

ちょっと前に佐賀の山口勲さんが飲酒運転で逮捕というニュースがありましたね。どんな事情であれ、このご時世で酒飲んで車乗るのは呆れてものが言えない。まあ騎手というか競馬村の中では色々あるようでこんなのは氷山の一角かもしれないけども、佐賀なんて今年JBCがあって酒類の販売もするとかなってたはず。格好付かないね。どうするんでしょうね。普通の会社だと飲酒運転でお縄はクビもいいところだけど、そこがね。一番のポイントよ。しっかり頼むで。

 

 

さて今週行われる重賞は3つ。まず土曜のニュージーランドトロフィーと阪神牝馬S、そして日曜の桜花賞。このうち桜花賞については予想動画の方をアップしているので是非ご覧いただきたい。

 

これ書き始めてるのは水曜なので実はまだ枠順を知らなかったりする。まあ最後にちょろっと雑感だけまとめておきましょうか。

 

 

とゆーわけでこの記事では残りの2つの重賞について掘り下げていこうと思う。

 

 

まずはニュージーランドトロフィー。

このレースの勝ち馬からNHKマイルを勝った馬はなかなか出てこないが、昨年のウンブライルや一昨年のマテンロウオリオン、他にもケイアイノーテックなどここを使った馬自体は好走例がある。今年も注意は必要な組になってくるだろう。直近5回では1秒以上の後傾ラップになったのが1度しかなく、基本的には淡々としたマイラーらしいレースになりやすい傾向。脚質的には直近5回で逃げ切り3回、昨年は勝ち馬が4角3番手と押し切りが多いが、これもマイラーらしく走るからこその傾向だろう。本質的にそこまでバイアスがあるとは思えないが、この時期に46-46で走って脚が使えるほどの追走力はマイラーに分があるとも言える。昨年は道悪だった事もありロベルトやヌレサドが上位を占めたが、基本的にロベルト、ダンジグ辺りは安定株といった感じで毎年のように該当馬が上位に入る。ダイワメジャーの血を持つ馬も好走しているし、ロベルト、ダンジグ、テーストという中山ではベターな血統をケアしていくのが手っ取り早そうだ。今年の出走馬ではまずエコロブルームか。父はダイワメジャーで母父がキャンディライド。ラーゴムの半弟でダンジグとブラッシンググルームが入る、ダイワメジャーでもよく成功している配合。単純な血統の組み合わせでは兄よりもこちらの方が褒めやすい。ただ兄と同様にパワータイプというか溜めても凡、しぶとくジリっと踏ん張るタイプで基本的にはタフな流れや時計の掛かる展開の方が合うだろう。上の兄弟が道悪でからっきしなのでこの馬も雨の馬場になってくるとまた話は違ってくるだろうが、急坂になるのは歓迎。中山のような直線が短いコースは何とも言えないが、それだけに外回りでコーナーがきつくないのはプラスだろう。前走は46.4-48.1のペースを前で受けて2着と踏ん張った。1度追い出しを待たされたところはあったとはいえ良く踏ん張ったと思うし、休み明けの昇級初戦と考えれば悪くない内容。今回は鞍上が替わるがこの手のタイプはルメール騎手よりも横山武史騎手の方が合うイメージだし、大きなマイナスにはならないはず。中山のコース形態さえこなせばここでも上位は可能か。前述の通り水曜にこれを書き始めているのでもし抽選で漏れてしまったらごめんなさいという事になってしまうんだけども、もう1頭ブライトマンには注目してみたい。父はキズナで母父がキトゥンズジョイ。母は主に1800辺りを中心に活躍した馬ではあるが、叔父のボブズヤアンクルは1900で勝ち上がった後1400近辺を主戦場としているし、母がキトゥンズジョイ×グランドスラムなのでどちらかというとマイラーっぽい血統。馬体なんかを見ても斜尻っぽいところは見受けられるので急坂は良くなさそうだが適性はマイル近辺ではないかなと思えるし、気性的にも短縮はプラスだろう。ゴーンウエストにサーアイヴァーなども持つ母方なので後ろでジックリ溜めてラストに一気に弾けさせる乗り方がハマっていると思うし、1800→2000と距離を延ばしながら溜める競馬をしてきた仕込みがここでは活きてきそう。割と前に行ける馬もそろったし展開的にも上位を狙うチャンスはあるのでは。中山がベストかどうかは微妙だが、マイラーっぽいテイストのキャプテンシー、中山では常に注目のフェアリードール一族出身のスパークリシャール、この馬も抽選対象で出れるかわからないが出れれば面白いドリーミングアップなども上位候補。

 

続いて阪神牝馬S。

1400で行われていたのも今は昔。すっかりヴィクトリアマイルの前哨戦としては定着しているがその反面、本番に繋がる成績とは言えず、最近では有力馬の始動戦という趣もないように思う。本番への出走をかけたTRという感じが近いかも。マイルになった16年以降の成績を見てみると、外回りらしく前傾ラップという程の流れたペースになった年はないが、20年が46.5-46.4、22年が46.8-46.0といった感じで、16年~19年の頃と比べれば極端なスローというのも減りつつある。昨年は48.0-45.9の後傾ラップだったが上位馬の上がり3Fは34秒を切っていなかったし、稍重だった事を考慮する必要があるとはいえ、以前ほど斬れに特化した馬が少ないという事情もありそうだ。かつてはディープ産駒が幅を利かせていたが、産駒が減少していってる昨今はキンカメ持ちとトニービン持ちが上位に食い込んできているように、血統面からもそういったところは浮かび上がってきていて、スローになるかはわからないが柔いスピードで差し切る競馬にはならないかもしれない。毎日杯なんかでもディープ時代からキンカメ、トニービンの好走というのが増えてきたし、阪神外回りはサーアイヴァー斬れからハイペリオンストライドの流れが来ているとも言えそうだ。今年の出走馬ではまずドゥアイズか。父はルーラーシップで母父がディープインパクト。祖母がサミットヴィルという事で親戚にはルークズネストなど。母がディープ×グランドロッジなので柔さに振った配合ではあるが、この馬自身はヌレイエフのクロスでそっちの影響やダンジグも強いナタ斬れタイプ。京都で勝ってはいるものの、本質的には京都よりも阪神というタイプだろう。ルーラーシップ×ディープでもダンジグが入るのはキセキの方向で、そういう意味で言うと古馬になって更に一皮むける、というキャラではないかもしれないけど、それなら早いうちに買っておくべきとも言えるだろう。前走は馬場も展開もハマった感じは強いが、牡馬相手でも通用したのは収穫。キレッキレという馬ではないからムルザバエフ騎手に替わるのはプラスだと思うし、ここの相手ならある程度の位置も取れるはず。阪神マイルなら大崩れはないと見たい。他にはモリアーナか。父はエピファネイアで母父がダイワメジャー。祖母バシマーは遡るとバークレア、ハイクレアに繋がるお馴染みの牝系で、勿論親戚にはディープインパクトなどが出てくる一族。エピファネイア×ダイワメジャーだからややパワーっぽいところも感じられるが、瞬間の加速力はまさにハビタットというところで、ラストだけ走るだけの競馬には強い。が、その一方で脚の使いどころが難しい馬でもあり、そういう意味で言うと乗りやすいのは1周するコースか。決してワンターン大箱がダメなわけではないので、ここは小頭数だしペースは遅ければ遅いほど走りやすそうだ。AJCCは距離もあっただろうが中山2200のペースが合わなかったところもあったはずで、本質からして2200よりもマイルの方が走りやすいはず。欲を言えば京都で見たいなというのが本音だが、良馬場なら阪神でも大きな問題はないだろう。最近のハイペリオンストライドなレースだときついだろうが、以前のようなサーアイヴァー斬れ的なレースになってくれば上位がありそうだ。時計が掛かってこないときついが距離は合っているウンブライル、距離はもっと欲しいところだが小頭数は歓迎のマスクトディーヴァなども上位候補。

 

 

書き始めは水曜日、書き終わりは木曜日。桜花賞の枠順が出ましたね。セキトバイーストとエトヴプレが外枠。割と収まりよくなったんじゃないすかね。後は天気かな。