阪急杯 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

日曜の阪神競馬場は午前中を中心に雨が降り続けるようで、馬場の悪化は免れないか。金曜の雨の影響で土曜はやや重からのスタートで最終的には良馬場にはなったが、日曜は土曜よりも時計が掛かるだろうしタフにもなってくるか。連続開催の中で行われていた21年~23年は勝ちタイムが全て1分20秒を切る高速決着になっていた。しかし雨が降るとなればそうはならないだろうし、雨の程度にもよるが過去10年で道悪になったのは15年の1回のみで勝ちタイムが1分23秒8。これを上限とするなら21秒~23秒台の決着になると見るべきか。今年のメンバーを見てみるとアサカラキングかメイショウチタンのどちらかが行きそうなメンバー構成。ただお世辞にも好メンバーが揃ったとは言えないような相手関係だし、阪神芝1400は3角まで登り勾配がなく、そしてそこに差し掛かるまでが長いので比較的先行争いがしやすく長引きやすい。重馬場でも34秒程度で突っ込んでいく可能性はあると思うし、土曜の阪神は差しも馬券圏内には届いていた。ここは差しに振る予想をしてみたい。血統的に強いのはストームキャット持ちやダンジグ持ちで、ストームキャット持ちは2連覇中、ダンジグ持ちは21年にワンツースリーといった具合だ。やはり速い時計で持ち味を出せた面が大きいと思われるが、21秒以上の決着になるとすれば流石に他の血にも出番があるはず。勝ちタイムが1分20秒を切らなかった年を見てみると、ダイワメジャー産駒が連覇していたりアドマイヤマックス産駒のナガラオリオンが3着に来たり、ベストアクターが勝つなどノーザンテーストの血が上位に入っていた。他にはレッツゴードンキ、ダイアナヘイロー、サンカルロとロベルトも強かった。パワー的な要素を求められるとこの辺に分が出るという見方が出来ると思うし、トムロルフ持ちの好走を見てもよりパワー的な面が求められている。ウインマーベルはアイルハヴアナザーの好配合馬で時計が掛かる事は問題ない。ただクッションが効く走りをするので雨の馬場は不得手だしスタートが怪しいので好走時は大体偶数枠。雨が降って1枠1番は不安要素が多い。アサカラキングはナスキロ的な軽いスピードで先行して行くがベタ爪で雨の馬場は良くなさそう。それだけに外枠はいいが競られてどうか。

 

 

本命はホープフルサインに打ってみたい。父はモンテロッソで母父がロベルト持ちのグラスワンダー。ロベルトの4×6で母方にはKey to the Mintを持つので時計の掛かる馬場向きのパワーがある馬だと思うし、2走前に阪神1200で2着と内回りでも結果を出したのは収穫点。父モンテロッソは晩成の傾向があるのとやや不器用なので外目の枠がベターだし、その点でも2走前の結果と外目の枠を引いたというのは大きい。正直、足元からして雨の馬場というのはそんなに上手ではないと思うのだけれど、京王杯SCでは差のないところまで詰めてきたし銅直という訳ではない。1200でも好走歴があるが、そういう時は大抵それほどペースが速くない時で、本質的には1400がベスト。延長は歓迎だ。オーロカップのパドックを現地で見た時に当時は7歳だったが、7歳とは思えないくらい充実している印象を受けたし、時計が出やすい状況だったとはいえ今週の追い切りで坂路ラスト1Fで12秒台を切ってきたのは驚いた。追い切り映像が途中からで、どういった雰囲気で加速してきたかわからないものの、1週前も非常に余力がありながら時計をまとめたし、14.9-13.6-12.9-11.9と綺麗な加速ラップを踏んだ当週の追い切りからして状態は良いのだと思う。位置は問わないのでとにかく出たなりに、溜まるところで運べれば楽しみ。

 

 

◎ホープフルサイン

○ダノンティンパニー

▲ボルザコフスキー

☆タマモブラックタイ

△ウインマーベル カルロヴェローチェ

 

ダノンティンパニーはディープ産駒だがディープ的なしなやか斬れには少し欠ける印象で、母方のマイラーっぽさが出た感じ。1400よりは1600かなと思うけど足元は雨が上手そうでジョコンダの道悪適性を秘めていそう。後は鞍上がどの位置で我慢できるかだろう。ボルザコフスキーはディープ×オリオールの晩成型で、ここに来ての充実というのは血統面から筋が通っている。内回り短縮はプラスなのであとは力関係。