シルクロードS 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

日曜の京都競馬場は日中雲が多いようだが雨が降る事はないようで、馬場が悪化することはなさそう。週中に雨マークが付く事もあったがこのまま降らずにレースを迎えそうだ。土曜は芝のレースが4鞍だけだったが、時計自体は遅すぎず速すぎずという印象。ただインは露骨に避けるシーンが目立ち、馬場自体は外の方が良いようだ。脚質的には意外と前に行った馬が踏ん張る場面もあったが、1日使われた分だけ日曜はより差し勢に分が出ると見ている。今年のメンバーを見てみると、逃げたい馬がテイエムスパーダの1頭のみ。ではあるが、1枠で軽量54㌔のリバーラの出方も気になるところで簡単にスローになるとは断言できないし、何度も書いているけど新装京都芝重賞はペースが思った以上に流れている。20年~14年の前半3F平均タイムは約33秒8。今の馬場でこれくらいで流れれば前は楽ではないだろうし、前が薄いとしても狙いは差してくる馬から、というところから入ってみたい。血統的な所ではストームキャットが強いレースで、エイティーンガール、ダノンスマッシュなどが直近では走っており、18年1着ファインニードルはストームキャットのニアリーであるロイヤルアカデミーの血を持つ。重賞に限らず見ても現在京都芝1200ではストームキャット持ちがレース機会6連続連対と好走中。他にもサーアイヴァーであったりプリンスリーギフトも強いコースで、意識したいのはこの辺の血統。これを書いている段階で1番人気はルガル。母方にストームキャットが入り京都では結果を出しているし、血統自体はドゥラメンテに母方はヌレサドで時計の掛かる馬場、展開が合うパワーを持つ。ここでもパフォーマンスは出来るだろう。気になるのは枠が内目になってしまった事とハンデ57.5㌔。鞍上は馬場読み自体は上手だが外にいる騎手たちも達者で簡単に外を取れるか微妙だし、この時期に4歳馬がハンデ57.5㌔は軽くない。負担斤量が1㌔底上げされた昨年から先週までに1月のハンデ重賞で57.5㌔以上を背負った4歳馬は0.0.1.3。日経新春杯のサトノグランツしか3着内に入っていない。馬は良くなっているがその点がどうか。展開を作るであろうテイエムスパーダも同じように斤量がネック。2走前はスローに落とせた好走で強いとは言えないし、血統的には京都ベストも相手と状況が微妙だ。

 

本命はカワキタレブリーに打ってみたい。父はドレフォンでストームキャット持ち。母父はディープインパクトでサーアイヴァー持ち。ドレフォン×ディープインパクトは割と良くある配合例で、ディープで緩んだところを北米短距離の血で締めたいという意図がある。母方を見ていくとサクラユタカオーからプリンスリーギフトの血を、テンビーからカーリアンの血を貰っているが、どちらも京都向きの血統でカーリアンは時計が掛かったり少しタフな馬場で更に良さを発揮する。馬体を見ても斜尻のように見えるし、サーアイヴァー、ストームキャット、プリンスリーギフト、カーリアンと京都向きの血が入りに入った影響を強く受けているように思う。距離的には1400くらいあった方がという印象は強いが、コース適性ではここでも見劣らないだろう。前走は後ろから運んだが道中は前の馬の挙動が怪しくて思ったような運びが出来なかったし、直線でも進路がない場面があった。1200向きのスピードがないから不利を受ける位置に収まってしまうという事でもあるんだけども、力負けではないしあれで京都適性がないとは見限れない。馬群がばらける今の馬場はいいと思うし斤量55㌔なら立ち回り次第でチャンスがあるはず。追い切り自体は間隔が詰まっていることもありソフトだが、ラストに脚を使わせようという意図がくみ取れる内容。鞍上を替えてどういった競馬を見せてくれるか楽しみにしたい。

 

 

◎カワキタレブリー

○ルガル

▲テイエムスパーダ

☆トゥラヴェスーラ

△ジューンオレンジ アグリ バースクライ

 

トゥラヴェスーラは坂があった方がいい印象ではあるし距離も1400ベターだとは思う。ただ京都がからっきしという事はないだろうし、枠はいい。時計が掛かってくればここでも。アグリも同じく1400がベストの印象。緩さが抜けてきて本格化気配だが今回は出るか迷っていた中での参戦で本番は次。血統からは問題ないものの58㌔で差し切れるかはなんとも。