週末の重賞 1/20,21 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

気が付けば1月も今週末で20日。あっという間ですね。今頃小学校や中学校では卒業式の練習ですかね。ほんと在校生からすると長くて仕方ないんだよねえ。頑張れ在校生。そんな中でこの時期になると2歳馬の動向もボチボチと流れてくるわけですが、Twitter見てたらロジでお馴染みの久米田さんの2歳馬のお名前が判明したとのこと。久米田さんと言えば冠名のロジに続けて血統表内の名前の一部を付けるというのがパターンで、果たして今回はどうなったかと思ったら、出ましたよ。ロジアンドモルタル。これは芸術点で言えばトップクラスだと思いますね。ロジモルタルならまだ馴染めそうなんだけど、しっかりアンドまで付けるところが久米田さんらしい。最近は冠名を使うオーナーは長いこと馬主をやっている人に限られてきてそれっぽい雰囲気のある横文字をオシャレに使う人がだいぶ多いけど、ダビスタのノリと言ったら失礼かもしれないけどこのぶれない姿勢というのは見習いたいですね。ちなみにロジアンドモルタルの母はロジヒューズ。父がどの馬か、とてもわかりやすいですね。

 

 

さて今週行われる重賞は2つ。共に日曜の東海SとAJCC。どちらも予想動画等は出していないのでここで掘り下げていこうと思う。

 

 

まずは東海Sから。

今年は久しぶりに京都で行われるこのレース。中京改修中も京都で行われていたが、当時は距離が1900。今回は1800なので20年と同条件という事になる。京都ダートは直線に急坂がなく3角から下ってくるレイアウトなので時計が速くなりやすく、20年の勝ちタイムは重馬場だったとはいえ1分50秒2。当時の馬場を思えばこれでも遅い方で、1分50秒台の決着はまず考えておかなければならない。中京がパワーならこっちは高速巡行であるとか時計への対応とスピード色が強いと言えるか。平坦な分、ペースが緩めば先行勢優勢ではあるが、最近の京都の重賞は何故か前掛かりなペースが多く、果たしてそれがこのレースでも反映されてしまうのかどうか。京都ダ1800の血統的な傾向で言えばA.P.Indyとストームキャットが強く、時計の勝負という事になればゴーンウエストにも注目しておきたい。ただ今年はA.P.Indy持ちが全然いなくて…。今年はなかなか難しいメンバー構成となっているが、まずはオメガギネスか。父はロゴタイプで母父がハービンジャー。母父ハービンジャーは良いぞの会。3代母がホワイトウォーターアフェアで母母父がネオユニヴァースなので祖母はスウィフトカレントの半妹、ヴィクトワールピサの全妹という事になる。ロゴタイプの代表産駒の1頭であるラブリイユアアイズは母父がヴィクトワールピサで、配合としては上級に出ていい質と言えるだろう。見た目の輪郭はハッキリと芝向きと言える血統でダートに出るのは中々予測しづらい。飛節を見ると曲飛ではなくネオユニの影響を感じさせない感じで、ヘイロー的なスピードはあるが適性は広いコースなのかもしれない。なので京都自体がベストではないかもしれないが、ヘイロー4本が支えるスピードは時計の出る馬場の方が良いと思うし、前走のパフォーマンスも見た目通りに十分。2走前のレパードSも上位3頭のレベルは高かったと思っていて、勝ち馬ライオットガールはその後地方交流重賞を勝ち、3着馬は順当に自己条件を勝ち上がったところもからも低レベル戦ではないのが窺い知れる。底力と配合の質は古馬相手でも見劣らないと思うし、割と早期から完成度は高かった方なのでその点でも魅力を感じる。あとは輸送をこなせればここでも楽しみ。ストームキャット持ちではミッキーヌチバナを取り上げてみたい。父はストームキャット持ちのダノンレジェンドで3代母は名牝ニキーヤ。叔父にソロルがいてゴールドアリュール、ペルシアンナイトなどが親戚になるお馴染みの牝系だ。ダノンレジェンドの現役時代はダートの短距離で活躍したスプリンターだったが、産駒は中距離馬の方が多いくらいで、ゴリゴリというよりはしなやかに近い感じか。ダノンレジェンドの4代母がMy HostとYour Hostessの全兄妹クロス3×3というのを持っていて、これがアリバイとハイペリオンを持つだけに重厚なスタミナで元から潜在的なスタミナはあったのかもしれない。この馬自身で言えば母がヌレイエフの3×4なのでそれを薄くする意味合いでヒムヤーの主流ではない血を受け継いだダノンレジェンドを父として迎えたのだろう。ただストームキャットを増幅するような配合ではないので素軽く俊敏という訳ではなく、前走はスローで伸びあぐねた。それでも馬群から抜けてきたし2走前も狭いところから捌ききったように、牝系特有の難しさというのは見せなかった。重賞の流れに対応できるかだが、いい枠を引くことが出来れば面白い。重賞ではツーパンチくらい足りないが京都自体は合っていると思うし前走は展開がきつかったタイセイドレフォン、2㌔減で時計の出る馬場でスピードを活かしたいペプチドナイル、ハーツ産駒だがピッチで牝系が強く、京都自体は悪くないヴィクティファルスなども上位候補。

 

続いてAJCC。

年明けの中山開催を締めくくる名物レース。最終週で行われるだけに毎年時計は掛かりがちではあるが、今年は昨年末の開催から芝の状態がずっと良く、この時期としては時計が速い。しかしながら今週末は雨予報となっていて、何なら雪も降るぞという事で例年通りで考えるべきか高速馬場で考えるべきかなかなか難しい。中山2200は特殊なコースレイアウトでリピーターも多い。斬れだけでは差せないが持続質過ぎても外回りなのでそこまでフィットせず、大箱で斬れ負けするようなタイプのどちらかと言えば持続質という方が割と買いやすい。血統的な所ではロベルト持ちとサドラー持ちが強く、昨年はサドラー持ちでワンツー、ロベルト持ちが1着3着だった。雨予報で時計が掛かればこの血に頼ってみたい。時計が速くなってくるとステイゴールドか。今年の出走馬ではまずショウナンバシットに注目してみたい。父はロベルト持ちのシルバーステートで祖母がオーサムフェザーでスーパーフェザーが親戚にいる。母父がメダグリアドーロという事でエルプラドを介しサドラーの血を持っていて、ディープ×エルプラドの組み合わせはデビュー戦での好走率の高さでもお馴染み。母方にゴーンウエストは入っているものの、父がロベルトの血を持っている点や母方のパワー、スタミナ面が強い構成を見るとパワーと持続力に長けた中距離馬という印象が強い。皐月賞以降はコテンパンという戦績ではあるが阪神内で好走して皐月賞5着という実績から明らかに急坂内回り向きで、中山なら外回りより内回りの方がベターだろうが、中山自体は合うタイプだ。現4歳世代は弱いと言われているようだが、個人的にはしぶとく踏ん張るような脚質、キャラが多いという印象で弱いとはまた違う、得意なカテゴリーが脚比べではなくて我慢比べに偏り過ぎているだけに見える。この馬として雨予報は歓迎だと思うし、時計の出ない状況なら世代間レベルはそう差はないはずだ。距離は少し長い気がしないでもないが、ここはとても面白い条件。他にはマイネルウィルトスか。父はロベルト持ちのスクリーンヒーローで母父がロージズインメイ。ヘイローのクロスが入り脚の使いどころが難しいというところを見るとロベルトやノーザンテーストの影響も受けていると見られ、距離的には個人的にこちらの方が手を出しやすい印象。外回りというのも大きなマイナスではないだろう。明け8歳のベテランだが、ロベルトやノーザンテーストの影響を受けているのであれば成長力は確かなはずで、息長く活躍できる下地が十分ある。時計が掛かった方がいいタイプでもあるし、雨の降り方次第ではこの馬に分が働くかもしれない。前走は勝ち馬に楽に行かせ過ぎた感じではあるが、2着馬はGⅠ好走歴もある実績馬で、そこに食らいついて3着なら競馬の勝ち負けではよくない内容だが能力は示したと言える。思った以上に鞍上がこの馬を上手に乗っているし、ここでも力は通用するだろう。こちらも8歳だが年齢の衰えはなくどこでも着をまとめるボッケリーニ、気性的に燃えやすそうなのが気になるが中山自体は合っているラーグルフなども上位候補。

 

 

なんか土日に雪が降るとか脅されていて、車を洗うタイミングを完全に見失ってしまった。雪降る中、車ピカピカにしちゃう?