ある強姦魔の寓話 | 中丸啓オフィシャルブログ Powered by Ameba

4月16日に東広島市で開催時局講演会が開かれる。


講演者倉山満先生の書籍から、一部を紹介したい。


「帝国憲法物語」

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ある強姦魔の寓話


 ある強姦魔が、強盗に押し入り、一家の亭主を殺し、妻を犯した。
 そのまま強姦魔は家に居座り、妻や残された子供隊を支配した。貧困にあえいでいた一家を金と暴力のアメとムチで支配し、幼い子供たちまで懐かせた。


 妻は何度も犯され、身も心も支配され、新たな子供を孕ませられた。強姦魔は厚かましくも事もなげに「結婚しよう」と提案した。巧妙に脅しながらも、紳士的な風を装って。


妻は旧夫を愛していながらも、泣く泣く婚姻届に判を押した。その後、新夫となった強姦殺人魔を訴えることはなかった。真実は一家の秘密となった。


 妻は何も語らず、平穏な家庭を築こうと生活した。

旧夫の子供たちも、生きるために真実を知りながら押し黙った。


 そして強姦によって生まれた子供も成長し、旧夫の子供たちともども、孫、ひ孫まで持つに至った。元強姦魔の夫は天寿を全うした。


毎年必ず盆暮れには一家で墓参りを行ない、先祖として霊を弔うのが一家の風習となっている。


 一方、孫やひ孫たちは、「旧夫は強盗強姦魔で、近所の人たちに迷惑をかけた殺人犯だった」と教えられ、蛇蝎の如く嫌いながら育った。その旧夫から妻を救ってくれたのが新夫なのだと教えられ、信じている。


 今や、旧夫の一族も、新夫の子供から生まれた一族も、旧夫は悪魔、新夫こそ救世主だった、と信じている。


 そして、旧夫の粗末な墓に花が手向けられえることはない。また、墓標に刻まれている名前は、長年の風雨と人の放置により判読できないほど汚されている。


その名は、大日本帝国憲法。


 これは単なる寓話ではない。憲法論議の正体だ。


 この話を聞いて悔しくない日本人に、憲法を語る資格なし。


なぜ、憲法の本でこんなに涙が出るのか?


帝国憲法物語

http://www.amazon.co.jp/ 帝国憲法物語-倉山-満/dp/4569821405/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8