おこんばんは。
なほ☆"です。
フィクションです。
74(なほ)の日スペシャル。
(なにが笑?)
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学生のころ以来の
再会でした。
偶然が重なって
偶然に再会をした。
ものすごく好きで
この人以外には
考えられないと
本気で思った恋も
壊れるときには
あっさり壊れる。
もうこれ以上
泣くことはないのでは
ないかと思うほどに
たくさん泣いた恋も
終わるときには
さらっと終わる。
会えたらそれでいいと
会えるのならそれでいいと
当時は本気で思った恋も
月日が経てばちゃんと
思い出になっている。
そして思い出になったころ
なぜか今更に再会をした。
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少し照れくさいけれど
数秒すれば昔の感覚で
話せてしまうもの。
ただ月日の流れは
ちゃんと現実として
そこにある。
大好きだった人の
笑顔とともに
しわと白髪が見えた。
実際のところ
10kgくらい増えたこと
大好きだった人に
バレているのだろうか。
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テラス席のテーブルに
ドリンクとともに
灰皿が運ばれてきた。
テラス席だけは
禁煙じゃないのかな。
無言で相手のほうに
灰皿を移動する。
無言で相手から
灰皿が移動してくる。
「吸わないの?」
「タバコやめたの」
「吸わないの?」
「タバコやめたよ」
入れ替えただけの
同じ言葉を言い合う。
月日が流れれば
状況も変わる。
状況が変われば
環境も変わる。
環境が変われば
習慣も変わる。
それ以上は
聞かなかったし
聞かれなかった。
タバコをやめた
きっかけに触れると
今どうしているかを
お互いに知ることに
なりそうな気がした。
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「また」はきっとない。
「また今度」はない。
だから今どうしているか
お互いに知る必要はない。
SNSで相手の名前を
検索するタイプでも
ないことはお互いさま。
検索したところで
SNSに生活を開示して
いないのもお互いさま。
だからそのまま
再会は終わって
だからこのまま。
さよならのまま。
「また」を待たなくなった。
そしたら「また」があった。
ただそれだけのこと。
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フィクションです。
今ってどこでも
禁煙ですか(笑)?
気にしていないと
知らないものですね。
おやすみなさい。
待たないから、ハッピー片想い。
「待つだけの恋はしんどいよ?」
それは自分で決めさせてください。
片想いの達人、なほ☆"でした。