関西も梅雨に入り、雨の日が続き、鬱な気分になります。

そういうところへ、和氣會の池田憲夫師範の訃報が届きました。

 

 池田先生は、学生時代に、学年が少し上の方で、大学は違いましたが、合気道の先輩でした。

 学生時代、大学の合同稽古会等で、稽古をつけていただく機会があり、いわゆる可愛がってもらいました。

絞め技の二教裏の厳しさは、今も覚えています。

 社会人になってからも合気道の世界での交流があり、何かと目をかけていただきました。

本当に、感謝しかありません。

 小林裕和師範の門下でしたが、ご実家が福島県で、帰省する途中、当時、小林師範と交流のあった斎藤守弘師範を訪ね、合気の剣、合気の杖を教わったとお聞きしたことがあります。

当時は、今のように動画が溢れている時代ではなかったので、斎藤先生の剣、杖ということは知られていましたが、本の中の写真でしか知ることができませんでした。

 このため、何度か、和氣會様の稽古に参加させていただき、合気の剣、合気の杖を教えていただきました。

 当時の大阪では、池田先生は、斎藤先生の剣、杖を伝えられる第一人者であったと思います。

 和氣會様とは、中今塾として子供の部を含めての合同稽古会をお願いし、豊中を訪れたkともありました。

 また、泉佐野道場を開設したときには、池田先生に泉佐野まで足を運んでいただき、剣、杖をご指導いただいたこともありました。

受けを取らせていただいて、池田先生の剣の迫力は、忘れられません。

 脊椎管狭窄症で手術をされてから、道場で稽古をつけていただく機会が減りましたが、合気道の中で、分からないこと、困ったことがあるたびに、メールで質問をし、明確なお答えをいただきました。

 まだまだ、教えてもらいたいと思うことがあったのに、メールをお送りしも、返答が届くことがなくなってしまいました。

 

 池田憲夫先生は、私には、偉大な先輩であり、まさに、道兄でした。

この訃報は、悲しさと、寂しさと、残念さを受け取るものになりました、

ありきたりな言葉ですが、御冥福をお祈りしたいとお思います。  (合掌)