今年は、早々と梅雨が明け、夏に入っていますが、ようやく、子供たちの待ち望んでいた夏休み。

これから、本格的に夏に入ります。

 

 さて、合気道の稽古において、子供の部で何を教えるか。難しい所です。

 子供の部の稽古では、大人と同じように、合気道の理合に基づいて技の説明するより、力を出すということを教えたいと思っています。

腕力による力自慢をさせるのではなく、肚から力を出すということを教えたいと思っています。

 これを教えるのに、一番わかりやすいのは呼吸法(呼吸力養成法)であると思っています。

なかでも、座技呼吸法では、座って、受けに手を取らせて、腕の力で相手を押し倒すということではなく、肚から力を出させる。

受けを取る大人は、子供の力をしっかりと受け止めてやるようにしたいと思います。

間違っても、よく言われるように座り相撲にならないようにしたいと思います。

 肚から力を出すということを続けることで、体力もつきますし、体幹もしっかりしてくると思います。

 出すのは力だけでなく、声を出すことも大事だと思っています。

準備運動として行う船漕ぎ運動でも、「エイホー」「エイサー」と元気よく声が出るようにしたいと思います。

 力も、声もしっかりと内から外に出すということを行ってほしいと思います。

そうすることで、いじめられることがない、外からの力に負けない自分を作ることに繋げたいと思います。

 合気道は勝ち負けを教えるものではありませんが、自分に負けない人に育ってほしいと思います。

 合気道派