サロンのインテリアコーディネーションー変わりゆくマインド篇ー

お読みいただきありがとうございます！

インテリアデザイナーの

中居　綾です！

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起業ヒストリー

進行中の案件

「サロンのインテリアコーディネーション」。

以前のブログに、

この度のクライアント様との出会いによって、

わたしのマインドが変化したことを

綴らせていただきました。

→小さなリノベーション、始まりました

今回も引き続き、

マインドの変化について綴ります

しつこくずぶとく！

インテリアやリフォーム・リノベの業界に

10年以上身を置き、

住まいを提案するという、

大好きな仕事につくことができました。

とても幸せな会社員人生を送っていました

が！

この度の【サロンコーディネーション】の

お仕事がきっかけで、

私が会社員時代に、心の奥の底の方で、

ひっそり抱いていた小さなモヤモヤ…

そのパンドラの箱が・・

ぱかっと

空いたような気がして・・

この気持ちを忘れない様に

備忘録的に綴らせていただきます・・

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遡ること2013年某日

『このお客様は

あなたのお客様じゃない。

会社のお客様なんだよ。』

会社員時代に、

上司に言われた

忘れられない

言葉です。

私が「私の感覚」で、

お客様に対峙していると

見受けられたのでしょう。

20代の頃の話です。

プロならば、

この会社の社員ならば、

会社がこれまでに形成してきた

ブランドを理解し、

ここの社員だというプライドを持ち、

それを期待するお客様の気持ちを裏切らない。

当時、わたしは上司の教えに、

ものすごく納得しました。

例えば 高級ファッションブランドに

買い物に行ったとして、

スーツ姿の上品な店員さんに

案内してもらえると

なんとなく思っていたのに、

アロハシャツに短パン、

ビーサンを履いた人が出てきて

【これいーっすよねー！

自分もこれ持ってるんすけど、

めっちゃいい感じでーす！】

とか言われても、

買いたくないですよね。笑

期待値と違う

サービスの提供を受けても、

お客さんの立場からすると、

それはとても 残念で、切ない体験です。

あ、わたしには黒いスーツの店員さんは

まだ早いって思われてる？

買わなそうって値踏みされた？

私だったら『恥ずかしい』と思うし、

人によっては『なんて失礼な！』と

クレームになる場合もあります。

『期待値の相違』

その時私の上司は、

お客様の期待値ではない方向に

私のサービス精神が向いていると思い、

正そうとしてくれたんですよね。

理解しました。

その通りだと思いました。

たしかにお客様は、

『私』に仕事を依頼してきたわけではなく、

『○○会社』だから依頼してきていることには

間違いはない。

私である前に、

この会社の社員らしくしよう。

そこには正々堂々、誇りを持って。

そう感じた気持ちに嘘はありません。

でも、心のなかにいる小さな私は

／

私が感じたこと、思ったことを、

私の言葉でお客様に伝えたらいけないのー？

＼

と叫ぶのです。

何年も経ちますが、

その上司の言ったことは

正しいと今も思います。

会社員であれば、当然だと。

『会社員であれば』

でも、

私が心の奥底で、

本当に望んでいることは、

自分の言葉で、

お客様に伝えていくこと。

どこどこ会社の誰々じゃなくて、

中居綾から伝えたい。

なぜなら、

わたしが『いい』と思って

発している言葉には、

嘘や偽りがなく、

誰かに言わされているわけでもない。

無理矢理自分の心を圧縮して、

なんとか納得させた後の

言葉じゃない。

『私の言葉で仕事がしたい』

独立しようと決意した背景には、

いろいろな理由がありますが、

（起業ヒストリーでつづっています）

→起業ヒストリー

行き着くところはここなのです。

自分の言葉で

自分の想いを

自分が助けたいと思う方に

届ける。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

サロンのコーディネーション。

お客様である、ササマリー様こと、笹村真理子さん。

sasamaryの漢方ハーブティー

薬剤師さんでありながら、

独自に開発したお茶を企画、販売されて

もう8年にもなります。

真理子さんがこの度「サロンを開く」と

決めた想いを、

初回セッションの際に

ヒアリングさせていただきました。

8年もの実績を積んできた、

素晴らしい起業家の方とは思えないくらい、

純粋な想いで新しい事業を捉えている。

「お客様の

顔が見えることが大切」と、

お話を伺っていながら、鳥肌が立つくらい

とても素敵な想いを持って

お話してくださいました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

会社員として、

インテリアや住まいのお話をする時に、

まず、冒頭で話しはじめるのは

せいぜい天気の話くらいは挟みますが、

開口一番は

「どんな雰囲気にしたいですか？」です。

まずこれドン。

どんなインテリアのイメージを持っているのか

インダストリアルなのか、ナチュラルなのか、

モダンなのか、エレガントなのか、

どんな雑誌をみたのか、どんな画像をみているのか、

どんなタグで検索しているのか、

お客様の抱いている【イメージ】を伺います。

そこから、家族構成とかお仕事とか

ライフスタイルとか趣味とか

色々掘り下げていくのですが、

今回、その始め方は封印しました。

せっかく、わたしを見つけてくださり、

お話をさせていただく初回です。開口一番、

「どんな雰囲気にしたいですか」は無いですよね。

まずは自己紹介。

わたしとはどんな人間か、

どんなサポートができるのか、

わたしからお話し、

わたしから心を開く。

そして、お客様の生い立ち・・

とまではいかなくとも、

少なくともここ数年の歩みや

価値観や仕事観、人生観、

好きなこと、そして好きじゃないこと。etc…

心の内面の内面までお聞きして、初めて、

インテリア的に問題解決をしたり、

本当の意味でフィットする空間を提案できる

材料が揃うのです。これは絶対にそう。

なぜなら、

「インテリアと心は

つながっている」から。

ここでお客様の求める

「期待値」の話に戻ります。

おそらくですが、普通は、

「どこどこハウスメーカーの社員」とか

「家具屋の販売員」とかには

そこまでの期待をして来ていないんです。

お客様は。

歳も歳だし、家でも建てるかー

なんかかっこいい家にしたいなー

・・と気楽な気持ちで展示場にいって、

とりあえず会った営業マンに

「あなたの仕事観は」とか聞かれても

怖いです。

ちょっと模様替えしようかなー

引っ越しするし、家具でも見ようかなー

・・と家具屋に行って、いきなり販売員に

「あなたの人生観は」とか聞かれても

やっぱり怖いです。

そこまでの期待はしていない。

でもわたしはそこを聞きたいんです。

そこが一番大事だと思っているから。

今回は、思う存分、

そこをヒアリングさせていただきました。

心の内側、インサイト。

それをお聞きしてから、

間取りの話、動線の話に入らせていただきました。

まさに、

わたしがやりたかった順序の

ヒアリング・・！

この流れなんです！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

長くなりましたが、まとめ！

のんびりゆっくりですが、

お客様のおかげで、

スタート地点に立つことができました。

わたしの発する言葉に責任を持ち、

お客様の期待値と、

わたしの提供する物の価値を

イコールにできるように、

これからも頑張ります＾＾

ってなんかめちゃくちゃ平凡な

締めくくりになってしまいました

今日はこれにて^ ^

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中居　綾