鵜の目鷹の目

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川に鵜がいました。

 

ふと「鵜の目鷹の目」という言葉が気になりました。

この諺の解説の多くは「鵜や鷹が獲物を求めるように、熱心にものを探し出そうとするさま」となっていて、鵜の目と鷹の目との差が解説してありません。

鵜の目と鷹の目が同じだったら、わざわざ二つ並べることはないのに~~と思ったのです。

 

鵜と鷹の目にどんな差があるのでしょうか?調べてみました。

まず鵜の目ですが、鵜飼いの様子でわかるように、鵜は水面に浮かんでいてヒョイッと水中に頭をつっこんで魚を採ります。

人間だと空気と水の屈折率の差で、水中にもぐると強度の遠視となり、物がぼんやりとしか見えなくなりますが、これは鵜の目はレンズ(水晶体)の焦点調節能力が大きくて、人間の5倍前後の調節能力があるといわれているそうで、水面上から魚を見つけ、水面下に入った瞬間に焦点調節を素早くおこない、魚を見失わないような構造になっているのだそうです。

一方、鷹の目は、800m離れた先のトンボも見えるといわれているそうで、人間なら、100mも離れると、もはやトンボは見えないのに、鷹の目がこんなにすぐれているのは、望遠鏡のような構造になっていて遠くのものが拡大されて眼底に映るのだそうです。

妙に納得しました。笑

 

鵜は夏の季語だそうです。でも私が見たのは冬の川

冬なので魚がいないようです、探しに探していたようですが、せっかくの鵜の目の機能を使いきれずに諦めて去っていきました。