映画「パパはわるものチャンピオン」 | 中村堂(東京下町二人出版社)の日々

中村堂(東京下町二人出版社)の日々

夫婦で営む出版社、中村堂の日々を伝えるブログです。
(拠点は東京都中央区。「月島」に住み、「湊」で本を編む日々です)

イヤな予感がありました。
一応手帳に、鉛筆で書いておきました。
一週間前、先週の金曜日、弊社の商品を預け発送委託をしている会社から、「人事異動があり、担当が変わったので、新しい所長とあいさつに伺いたい」と。
私にとっては担当が誰であろうと、きちんと仕事をしてほしいだけなので「挨拶に伺いたい」という申し出ほど無価値なものはありません。
私は、「相当忙しいが、来週なら金曜日の午前ならなんとか」と答えました。
相手は、「日程調整をしてルートをつくらないといけないので、改めて連絡します」と。
その日の午後、新所長を名乗る人から電話があり「近くまで来ていて、40分後には着くのでお伺いしたい」と。
「??? さっき、担当の人と話したこと知ってるの?私はこれから鳥取に出張に出るので来てもいないよ!」と電話を切りました。

全くなんなんだ!

その後、一週間、一切連絡はありませんでした。

そして、やはり予感は当たりました。
今日の10時半頃、3人(顔も見ていないので知らないが、妻が言うには、所長、副所長、旧担当の3人らしい)が突然やってきて、「ご挨拶で伺いました」と。
「??? 改めて連絡するって言ったでしょ! 何なの、このやり方。忙しくてそんな時間はない。帰って!」と引き取ってもらいました。

今日も、新刊の準備を始めたところで、パソコンのモニターを相当集中してみていました。
所長が変わって挨拶に来るという儀式は私には一切要りません。
仕事に対する緊張感のなさがこれでもかと伝わってきます。
この会社とどう関係を続けるのか、相当考えなくてはいけません。
レベルが低すぎです。

アポなしで来る人の何と多いことか。
初めは厭々対応していました。
今は、アポなしは絶対会いません。
仕事のリズムが狂います。
時間の無駄です。

そんなハプニングがありつつ、新刊の準備を始めました。
そして、来週の月曜日に印刷所と打ち合わせをすることになりました。

来月末に発刊予定です。

仕事を終えて、大森の「キネカ大森」に、映画「パパはわるものチャンピオン」を見に行きました。
ロードショーを見逃してしまい、上映される機会を探していたのですが、「キネカ大森」で今週の一週間だけ上映していることを知ったのです。
今日は最終日、やっと見ることができました。

座席40人の「キネカ3」。

素晴らしいです。
http://papawaru.jp/

号泣です。
「大事なのは勝つことじゃない」
子どもはまっすぐな正義の中に生きています。
大人は、たくさんの経験と価値を自分の中に抱えています。
善か悪か、勝か負けかを越えた向こう側の納得解を探し続けたいと思います。

寺田心君は、子役という範疇を超えています。

感動を抱えつつ、大森の食堂「信濃路 大森店」で食事。
「日本食堂巡礼の旅16」に登録しました。

お母さんも優しいし、おでんも美味しいし、安いし…。
https://www.instagram.com/p/BrFr-_SHruU/


週末なので、お酒を楽しみました。
断酒を中断。