福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
5月14日火曜日。今日は、学歴・エリートに関する気になる記事がありました。
※日刊SPA!より引用
年収900万円・元エリートが無職に。求人は「よくて年収300万…」
日刊SPA! 2019/04/24 08:55
かなり学歴にこだわりを持つ三野さん。「博士号のない無能な上司に、提案をつぶされたのが納得いかなかった」と振り返る
「ギリギリ逃げ切れるはず!」。そんな楽観的な見方をしがちな50代だが、少し目を凝らせば、すぐそこは阿鼻叫喚の地獄絵図。「転職・独立」というフロンティアは、弱肉強食の厳しい世界でもある。会社を飛び出した男たちを待ち受けていた運命とは? その過酷な現実に迫る。
◆社長の肝いりで入社するも直属の上司とモメて整理解雇に
年収900万円→49歳で転落→年収0万円
三野高明さん(仮名・50歳・既婚)無職
博士号を持つ三野さんは、私立大学の教員として20年間勤務。その後、少子化によってリストラされるも、縁のあった商社の社長の肝いりで、48歳にして年収900万円でヘッドハントされる復活劇を遂げた。だが、昨年末に2度目となるリストラの憂き目に遭うことに……。
「社長の期待に応えようと、新規事業や新規開拓先を次々に提案しました。ですが、事なかれ主義の上司は二言目には『意味ない』『効果あるの?』。それで許可を取らず、独断で仕事を進めたんです」
結果、「組織のルールを守れない」と取締役会の案件に発展し、整理解雇を突きつけられたという。三野さんの解雇予告通知書の解雇理由には、「協調性の欠如」のほか、「既存顧客からの苦情」と取ってつけたような理由が記されている。
「『一本釣りされた』、『知識は上司より上』と自負し、クビにはならないと高をくくっていたんです。結局、役員10人のうち味方は社長を含め2人。自分の力を証明しようと躍起になった結果が、『社内は敵だらけ』という状況でした」
現在、再就職先を探しているが、プライドが邪魔をするのだとか。
「年収700万円は譲れませんが、紹介されるのは年収300万円の案件ばかり。自宅のローンが10年残っているので、もう決めないと」
過剰な自信は50代では命取りだ。
※引用終わり。
この記事を読んで、社労士と言う仕事柄、考えさせられました。この記事は、片方側の主張のみで書かれており、双方の言い分は書かれておりません。「実際はどうなのか?」もわかりません。
しかし、中小企業の経営者・人事責任者の立場から考えると、「問題社員では?」と思われる点も感じます。たとえ個人レベルで秀でた能力・技能があっても、中小企業と言うチームは、「みんなで一緒に」会社を築いていく必要があります。
労働者の立場で考えると私は、約20年前に最初の会社(大企業)を辞めた時を思いだしました。当時は、学歴や大企業にいた等の陳腐なプライドを抱いていましたが、中小企業の転職を繰り返していくうちにコテンパンにプライドは崩壊しました。
学歴は、新卒で入社する最初の会社しか通用しないと思っています。そして実務に関係ない資格・権威は、企業においては評価されない場合があると思います。下手すると、博士号・学歴・資格等は、実務に関連が無い場合、足かせや障害になりかねないと思います。またミエやプライドも、企業内においては、上司や同僚との人間関係のトラブルになる場合もあります。
この記事は、ある意味、企業で働くにしろ、自営業であっても、ミエやプライドより「バカ」になって謙虚に日々の仕事をしていく大切さを改めて実感しました。上から目線ではなく、出来る限り対等な立場・対等な目線で仕事をするよう心がけたいと思います。
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以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。
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