福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
4月21日日曜日。助成金不正受給に関する気になるニュースがありました。
※サンテレビNEWSより引用
正社員化偽り助成金詐取か 男ら3人逮捕
サンテレビNEWS 2019年02月28日(木曜日) 22:30 事件・事故
正社員を非正規雇用と偽り、助成金約1億5500万円を兵庫労働局などからだまし取ったとして、大阪のコンサルティング会社の男ら3人が逮捕されました。
詐欺の疑いで神戸地検特別刑事部に逮捕されたのは、大阪のコンサルティング会社社長の石川亮容疑者(39)と清水亮佑容疑者(42)ら3人です。
神戸地検によりますと3人は、2014年11月からおよそ4年にわたり、すでに正社員の雇用者を非正規雇用から正社員化したと偽り、兵庫労働局などから助成金合わせておよそ1億5500万をだまし取った疑いが持たれています。
神戸地検は3人の認否を明らかにしていません。
※引用終わり。
今回のような助成金不正受給のニュースは、時々見かけます。しかし、このような助成金不正受給は、氷山の一角に過ぎないと思います。記事のような、社労士でないコンサルタントが雇用保険関係の助成金手続きをしている事例も、時々見かけます。なお雇用保険関係の助成金の手続き・提出代行・事務代理は、社労士しかできません。
なお一部の社労士が助成金がらみの不正受給に加担している事例も、悲しい事に見かけます。先日、福岡県社会保険労務士会会報に、助成金不正受給に加担していた事による資格停止処分された社労士が、掲載されていました。。。
私自身は、採用と労務管理の町医者として、助成金は「カンフル剤」に過ぎないと考えています。中小企業が「瀕死」の状態や、限られた「症状」等のカンフル剤として手続きをする事があります。しかし「一時的」な対処であり、継続的な事を考えるとおススメしていません。
なお助成金受給後に調査が入る場合が、結構多かったりします。また助成金申請後に受給されるまで長い時間がかかる点も、意外に知られていないのでは?と思います。また手続きに関しては、助成金のパンフレットに載っていない「トラップ(罠)」も結構あります。
個人的には、助成金を専門にしている社労士より、顧問契約しないと助成金申請をしない先生の方が、誠意があり、安心して依頼できると思います。やはり会社全体の状況を把握しないと、ちゃんとした助成金申請が出来ないからです。なお私自身も、助成金に関しては、顧問先からの相談のみ対応しています。
今後、助成金を検討する場合は、売りこみ・広告等の良い面だけでなく、不正受給の問題や受給後の調査や書類の煩わしさ等悪い面も理解したうえでの利用をお勧めします。
(労務管理セミナー案内)
5月24日金曜日 久留米にて自主開催・労務管理セミナー「第29回 パワハラ防止・解決対応と実践「働き方改革関連法」対応セミナー」を行います。詳細は、下記リンク参照の上、参加願います。
※第29回 パワハラ防止・解決対応と実践「働き方改革関連法」対応セミナー案内
※写真は先日の夕食で、トマトパスタ等です。
以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。
※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com
ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。

