【社労士天声凡語】雑感・今年度社労士試験合格発表(その4)
こんにちは。今年度の社労士試験で注目したのが、受験申込者数です。これまで毎年その動向を事前に予測してきたのですが、今回も以前のこのブログで勝手な数字を出していました。前年は前々年とほぼ同数(415人増)でしたが、ここ10年くらいの中期で見た場合には、微増の傾向となっていましたので、ほぼ同じ率(0.8%)で増加するはずとして、54,000人としていました。そして、今回の合格発表と同時に公表された今回の受験申込者数は、53,618人でした。増えるどころか、わずかですが逆に89人減ることとなり、微増とした予測は見事に外れる結果となりました。前々年が53,292人でしたので、何とここ3年間は、53,000人台で推移するという、何とも不思議な状況となっています。前々回触れた年代別合格者者比率と並んで、社労士試験のナゾと言っていいかもしれません。毎年度受験者は変わっているはずなのに、受験申込者数に大きな変動が見られないのはどうしてでしょうか。手元にデータがないのでそれはナゾのままなのですが、考えられるのは、受験者のかなり多くの部分が2度、3度、4度、そしてそれ以上と受験を重ねるリピーターだからではないかということです。これもデータがないので分からないのですが、周りの同業の知人の中で、たった1回で合格した強者には、ほとんどお目にかかったことがありません。3回、4回というのが大勢を占めています。一番多かったのは12回でした。ということは、この受験申込者数は、こうしたベースとなる層に新たに参入してくる層を加えたものということになり、若干の上下はあっても同じような傾向が続いていくということだと思われます。これからもこの動向は引き続きウォッチしていきたいと思います。今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。