parte 1

parte 2



(2009年3月頃の話)



アメリカではホテル暮らし。

フロリダ州オーランドのホテルに毎日泊まっていた。



朝食付きで、コインランドリーもプールもある。

すぐ近くにスーパーマーケットがあって、レストランやハンバーガーショップも数軒ある。

というわけで、全く不自由しない生活を送っていた。



トレーニングは、徒歩20分ぐらいのジム。

リングを使った練習は、車で30分ぐらいの所にある“Team 3D アカデミー”のリングを使っていた。



この“Team 3D アカデミー”には、レスラーを目指している若者やインディー団体でデビューしているレスラーが沢山いて…

その後日本へ来日することになる“タマ•トンガ”と初めて会ったのも、この“Team 3D アカデミー”である。

当時の“タマ•トンガ”はケガで練習には参加していなかったけど、よく見学にきていたのを覚えている。



この“Team 3D アカデミー”には週3ぐらいで通っていたかな。
練習仲間が毎回ホテルまで迎えに来てくれて、そして練習後も毎回ホテルまで送ってくれた。

この送迎が無ければ、“Team 3D アカデミー”に通うことは不可能だっただろうな…。



TNA以外のリングにも参戦。
野外での試合では、リング作りから手伝った。



BARの中にリングを作っての試合も経験した。

会場がBARだから、お客様はみんなプロレスを観戦しながらお酒を飲むわけ。

つまりみんな軽く酔っ払ってるわけで、会場が物凄い盛り上がりだった記憶がある。



TNAでの試合は、基本的にフロリダ州オーランドにある“ユニバーサル•スタジオ•フロリダ”の中にあるスタジオを使用。

もちろん巡業みたいなのもあって、他の会場で試合をすることもあったけど…
どの会場も『今日はビッグマッチですか?』と言いたくなるような、物凄く広くて大きな会場ばかりだった。
この頃から会場の写真を撮るようになった内藤哲也。
つまり、“会場マニア”の原点は“アメリカ”ってことになるのか?
とにかく会場内をウロウロしまくり、そしてデジカメで写真を撮りまくっていた。

きっとTNAの選手やスタッフさんからは、『あいつ何やってんだろ…』って不思議がられていただろうな(笑)



あと、TNAは試合当日の会場入り時間が物凄く早いわけ。

だから試合まで物凄くヒマで、よく控室や会場内の座席で寝てたんだけど…

TNAの選手達やスタッフさんから、よく『Good NAITO』と呼ばれていた。



『Good night』が『Good NAITO』…

これが本場のアメリカンジョークってことね…。



(つづく)