”美しく生き抜く”ということ。最期までその生き様を見せてくれました。 | 【一生を美しく輝いて生きて行く】林亜矢子のブログ

【一生を美しく輝いて生きて行く】林亜矢子のブログ

*『マダム・オブ・トウキョウ展』主催
*マダム専門カメラマン
*ネイリスト歴18年
*16年間の肌トラブルから化粧品開発
顧客や祖母との交流、NYマダムの写真集より影響を受けカメラマンの活動を始め、美しさを多方面から引き出す事をライフワークとする。

ここのところ、
すっかりブログを書けずにおりましたのは実は
 
 
 
新年早々1月3日に
徳島に住む祖母が亡くなりました。
 
 
前日にも電話で元気な声や様子を聞いたばかりでしたので、あまりにも突然のことで家族や周りの方々も驚いておりました。
 
 
 
 
 
このブログでもご紹介した、
祖母にぴったりお似合いだ!と思い先日贈った帽子。
 
これを受け取った祖母はとても喜んでくれて、
今年は遠慮して決めかねていたのに
年始のこの日に京都宇治へ行くことを決めたのだ。
 
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その京都へ向かう準備を万端に整えて

おしゃれをして、お化粧もして綺麗な姿で
一緒に行く方のお迎えが来られた時に倒れていたのが最期でした。
 
 
 
 
 
 
先月90歳を迎えた大正生まれの祖母
その人生は壮絶だった。
 
幼くして両親の離婚や戦争も経験して、まだ幼い長女を亡くし、その後4人の子供を育て、半身不随の祖父の十数年に渡る長年の介護生活、、
お年寄り扱いされることを嫌いいつでも気丈でその姿からは生きるプライドを感じていた。
 
 
人に迷惑をかけないように、
いつでも感謝の気持ちを忘れないように、
ずっと離れて暮らしていたけれど祖母の90年の人生がどんなものだったのか今改めてよく知ることができました。
 
 
 
今日のお葬式では
250人もの人が駆けつけてくださった。
杖をついているご老人や車椅子の方々も来られ喪服を着るだけでもご苦労があるのだと察する中その方々からご丁寧に深々と頭を下げられると祖母がどれだけ多くの方と共に歩んで来たことか身につまされる思いでした。
 
 
 
 
祖母の最期は
祖母が望んでいたように完璧だった。
 
家の中の整理や葬儀のプランも準備しており、誰に伝えてほしいかなどいわゆる終活プランも完璧だった。
 
 
そして最期の姿はあまりにも美しかった。
実は地元では講演をしたり教祖のような存在でしたが、白く包まれた姿は神様のように美しかった。
 
生前から”死んだらみんなに体を見られるけん、恥ずかしくないように鍛えてる!”と言う言葉通り骨まで丈夫だった。
 
美しくこの世を去りたかったのだと思う
 
 
 
 
おばあちゃんの夢が叶ったね、
 
おばあちゃんとっても綺麗だよ、
 
最高の人生を生き切ったんだね。
かっこいいよ!
 
 
 
 
 
本当に祖母から教えてもらうことは
計り知れない。
 
そしてそれは
これからも続くのだと感じています。
 
 
 
 
 
 
 
火葬場へ向かうとき、
大空へ羽ばたく鳥のような雲が大きく広がっているのを見た。
 
広く多方面に広がっている雲の綺麗さに見惚れた。
 
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自分を貫いて、
90年の人生の最後まで美しい生き様を見せてくれたおばあちゃん。
 
本当にありがとう、
あなたの孫であることを誇りに思います。