舞台は再び志津川へ。
竹川原周辺では農地が回復しつつあると以前書きました
一度は失われた畑が再生されていきます。
ワンちゃんの視線の先にも畑が広がります。
畑のエリアを抜け、大雄寺の駐車場に到着しました。
梅雨時の為、町全体がしっとりと濡れています。
私はこの町に住んで以降、季節を心から楽しめるように
大雄寺に来たのには理由があります。
3年前にこの地に建てられた彼女の名は摩梨阿観音。
キリスト教のマリア(摩梨阿)と観音を融合させること
で、どの宗教を信じる方でも拝めるよう配慮がされてい
魚籃とは魚籠(びく)のこと。
これを持つことで三十三観音の魚籃観音であることを
魚籃観音の隣に立つ、もう一人の観音さま。
お地蔵さまは、変わりゆく町をどのような思いで見つめ
続けているのでしょうか。
雨に濡れた彼の背中越しに町を見た時、複雑な思いに
駆られたことを今でもよく記憶しています。