最近、映画館でスタジオジブリの映画がまとめて上映されていますね。
私、あまり映画は見ないので、そして昔からアニメーションとか全く興味がなかったので
実は、ジブリ作品ほとんど見ていませんでした。
とは言っても、日本が世界に誇るジブリ作品、
せっかくだったらこの機会に見てこようかな、と思い、
「風の谷のナウシカ」と「もののけ姫」見てきました。
二つとも、ほとんど同じテーマでありながら、
私はもののけ姫が断然良かったです…!!!
ナウシカが1984年
もののけ姫が1997年
の制作だということで、間がかなり空いていますので、
時代背景とかもあるのかもしれませんが、
もののけ姫の方が断然深みを感じました。
ナウシカファンの方が読んでいたら申し訳ありません、もののけ姫が良かったということです…!
ナウシカは原作がとても良いと聞いたので、いつか機会があったら読んでみたいと思います。
ハッピーエンドでもなく、勧善懲悪でもなく、
自然や野生生物と人間がどうやって共存していくか、
自然の方も、人間の方も、一つの立場じゃなく、それぞれ違う。
一緒に生活することは出来なくても、ともに生きるにはどうしていくのか、
棲み分けできる場所を探していくのか、というような。
見終わった後、解説とかいろいろ見て知りましたが
もののけ姫って、中世の日本をかなり忠実に舞台設定されているのですね
だからなのか、きれいごと、単純なわかりやすさではなく、
いろんな争いや破壊があったとしても、それでも生活は続く、Life goes on~ みたいなリアルな感じを受けたのです。
すべて失った人の、生きてさえいれば何とかなる、というセリフもありました。
先日「オーバーストーリー」という、森林伐採とそれに反対する環境保護活動家の小説を読んでいたので
それとも関連するテーマだったな。
エコロジストと資本主義。みたいな。
そのあと、植物の生態にちょっと興味を持って
「雑草はなぜそこに生えているのか」
という本なども読んでみました(ティーン向け笑)
生きられるニッチな場所を探して、「戦わない」とか
「踏まれたら立ち上がらない、倒れたまま穂をつける」
とか、雑草の戦略はすごく面白かったのですが、
結局、
「独り勝ちでは生きていけない」
「助け合った方が得である」
という、自然界、生態系。
人間と自然も
人間同士でも、同じことかなー。
人間も、自然の一部だからね。
そんなことを思った日でした。