ドタバタの週末が終わり、新しい一週間が始まりました。
ちょっとほっとする月曜の今日は夏日。
息子の保育園ではプール開きだろうな。



さて、先週末土曜日、下北沢B&Bで開催された『Happy Energyプレゼンツ おとなの女性の保健室』は家族的な雰囲気のもと(意外に男性の姿もあり)、私的にはとても楽しく終了しました。

メインスピーカーのぼうだあきこさんは、想像していた以上に元気な方で、もともとスポーツウーマンだったのも納得。卵子(ランコちゃん)の一生について楽しくリアルに教えてくださいました。
また、子持ち40代代表の私と一緒に、ぼうださんの話を独身女性代表として聞いていたのは、農業するアイドルのあゆかさん。本当に農業をされていて、作物のことを考えるうち食事についても思うところあり、こども食堂でお料理をすることもあるそう。東北訛りと大きな目が印象的なオトナの女の子。
そんな3人で、ビールの飲める本屋さんでお話をしたんですが、改めて思っちゃいました。

私たち、自分の体のこと知らなすぎる。
というか、高校の保健体育の授業レベルで止まってる。それさえちゃんと勉強できてたか怪しいけれど、卵子に旬があることとか、赤ちゃんが生まれるまでに起こるたくさんの奇跡のこととか、やっぱりもっとみんな知った方がいいことがいっぱいある気がしました。

だって、毎日のように卵巣の中で30〜40個もの卵子(のモト、原始卵胞)が消えてっちゃってるんですってよ。月に1回排卵される1つの卵子だけじゃなくって、毎日30〜40も成長しかけて消えていく。とんでもない数です。だから、すごい勢いで卵巣の中の在庫は減ってしまってるし、数だけでなく、質も低下していっているんだそう。

さらに困ったことには、この卵巣の状態には本当に個人差が大きいらしく、20代で卵巣の中に在庫がなくなる人もいれば、40代後半でもたくさん残ってる人もいる。だから、「一般的な数値」や「平均値」にはあんまり意味はなくって、いくつまで排卵できる可能性があるかは一人一人全然違うんだそう。

モヤモヤモヤモヤ。
あー、私の20代を思い出す。
私の母は長兄を27歳で、私を33歳で出産しました。
だから、その年代の私はいっつもモヤモヤモヤモヤ。
そしてあっという間に33歳を過ぎ、
もしかしたら私の出産可能リミットはもう終わっていて、
子供のいない人生を生きるのかも知れない、
なんて思ってました。
とにかく、見えない敵がいつも背後に。

でも、その見えないリミットが、ほんの少し見えてくる検査があるということを、今回のイベントで教えていただきました。『アンチミューラリアンホルモン検査』とか『AMH検査』と呼ばれるもので、自分の卵巣にあとどれくらいのランコちゃんが残っているか知ることができるんだそう。

例えば、アラサーのモヤモヤモヤモヤしていた私がこの検査をしていれば、まだあと数年は在庫があるってことが分かったわけで、見えない敵に追い立てられたりすることが、まあ、少しは減っていたかもしれません(苦笑。幸い、39で出産できましたしね。
何より、一般的な数値じゃなくて、自分の体の未来を知る手がかりが得られるわけですから、占いなんか見るよりもずっと心の拠り所になるはず。
不妊治療の権威の先生方は、やっぱり30歳くらいの女性にはぜひ勧めたい検査だと仰ってるそう。しかもこれ、あの切ない診察台に乗ることなく、血液検査だけでわかるというのが嬉しい。

ちなみに諸岡調べによると、私が何度か通った産婦人科でもこのAMH検査をできるようで、価格は4000円ほどとのこと。保険がきかないから自費だけど意外に安くてびっくり。ネットでちょっと調べてみると、ブライダルチェックに組み込まれてるところもあるみたいだし、そうじゃなくても子宮頸がん検診のついでにしてしまえば少しライフプランニングが具体的になる人はいっぱいいるんじゃないかなぁと思います。とにかく私は、あの頃のモヤモヤな私にぜひオススメしたい(笑。
もし、今すぐ妊娠出産は考えていないけど、いつかはしたい、けどもそのタイミングでいいものか…んーむ、とモヤモヤしてる女性がいたらこの検査をしてみるといいかもしれません。

他にも、ぼうださんのお話は楽しくてためになることが多くって、なぜかちょっと元気がもらえる感じでした。もっともっとたくさんの人に聞いて欲しいし、聞く価値のある情報がいっぱいだと思います。私もまたお話しする機会があるといいなー。
ぼうださんのお話が聞けるイベントでカップルで参加できるようなものがあるといいかも?
ともあれ、お越しいただいた皆さん、そして、主催のHappy Energyさん、ぼうだあきこさん、あゆかさん、どうもありがとうございました。


さあて、今日はこれからまたもや歯茎切開&親知らず抜歯のために口腔外科へ。ハァァァ、憂鬱。