東京オリンピック前だからか、
「インバウンド」という言葉を 最近よく目にする。
有名なのが北海道のスキーリゾートで、
町民よりも外国人観光客の方が多いくらい。
そして、私の住む福島県でも
JR只見線近辺がインバウンド観光で成功している・・・
と言ってもいいと思います。
が！！
この「インバウンド」っていうの、
ハッキリ言って 流行りですよね！！
「地方創生」に飽きたから
「インバウンド」みたいなｗｗｗ
SNSの隆盛により、どんな田舎でも
価値があると思えば来てくれる外国人旅行者はいます。
が、その層を取り込むために いろんな投資をするよりも
車でなんとかいける範囲にいる日本人に来てもらう方が
手っ取り早くないですかね？？？
そもそも、日本語での情報量よりも
圧倒的に英語での情報量の方が多いわけで
そのあふれる情報の中から
自分たちが発信する情報を
海外の方に拾ってもらうなんて
ちょっとやそっとのことで
できるなんて思えないのですが・・・
世界的にみれば圧倒的に少数の
日本語でのコミュニティーの中でさえ
同じコミュニティーにいる日本人にすら届いていないのに。
3000万人の観光客が日本を訪れた！！
と話題になりましたけど、
でもですよ？？
3000万人×平均在日日数9日 = のべ2億7千万日
と
日本人1億2千万人×365日 = のべ 438億日
どっちが市場として大きいか？？ってことなんですよね。
もちろん、普段生活する場所と 観光地というのは違います。
ちがいますけども、
「インバウンド観光」をターゲットにするのではなく、
「インバウンド観光」もターゲットにするのが
いいんじゃないかな～？？
と私は思うんですけど、どうなんでしょう？？
と思っていたら、やっぱり～～～な記事が出てきました。
インバウンド×大手広告代理店×有名プロデューサーで
2018年11月京都にOPENした 「sushi劇場」
もうネーミングだけでダメっぽいよねｗｗｗ
場所は 平安神宮にある複合商業施設というから
かなりいい場所にあります。
それでも たった数か月で一時閉鎖・・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190323-00000001-kyt-bus_all
あれだけ外国人観光客が来る場所でも
大手広告代理店や 有名プロデューサーの力をもってしても
外国人観光客のニーズをとらえるのは難しかった・・・と言えるでしょう。
彼らの背景から読み解けるニーズは様々です。
だから、融通の利かない「モノ」を作ったところで、
ニーズと合致させられるか？？と言えば難しいでしょう。
じゃあ、どうしたら外国人旅行者の
ニーズをとらえられたか？？
というと、それは 大手代理店でもなく、
有名プロデューサーでもなく
きっと、京都に数多くある 外国人向けのホテルやゲストハウスのオーナーさんや従業員さんだったと思う。
だいたい、どういうお店の情報が 宿にある「ツーリストノート」や
ネット上の「外国人向け 京都旅行」に関するページでシェアされているか。
そして、彼らが何時くらいに出かけ、
何時くらいに帰ってくるか。
＊ツーリストノート とは ゲストハウスに置いてある
旅行者が情報をシェアするためのノート
これが結構細かくて面白い！！
これに関しては絶対に大手広告代理店よりも
ゲストハウスのオーナーであり
ご自身も京都に生活している
おっちゃんやおばちゃんの方が知っているはず。
京都はココと組まなければならなかったと思う。
インバウンドがどうの
オリンピックがどうの・・・の前に
本当にやるべきことは
地元の情報をきちんと吸い上げて共有すること・・・だと思う。