「知事表彰」よりも「水泳記録会2位」 | 西郷村に嫁いでみた!~ナホ吉の田舎嫁奮闘記

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関西生まれ関西育ちの外資系バリキャリ ナホ吉が、ひょんなことから福島県西郷村に嫁ぐことに・・・。ド田舎の長男の嫁としてやっていけるのか!?迫る来る親戚たちをかき分け 子供に誇れる村作りができるのか⁉️乞うご期待!

三学期も本日で終わりです。

 

先日、長女が2年生の文集を持って帰ってきました。

 

確か、2月上旬くらいに 今年一年の思い出を書いた紙を持って来て

「お母さん、お返事書いて!

学校に提出するから!!」

と言って、書きました。

 

 

まさか、こんな立派な文集を作ってくださるとは思っていなかったので、

いやいや、ホンマ 学年末のお忙しいところ、

先生方には頭が下がる思いです。

 

 

で、うちの長女は何を書いたか??というと

水泳記録会のことだったようです。

 

 

あ、やっぱりそうだよね~

 

子供って 自分で頑張って 

悔しい思いをしつつ、

それなりに結果を残せた!!

ってことのほうが自信になるし

思い出になるんだよなって思いました。

 

 

というのも、うちの長女

夏休みの絵画コンクールで

県の最優秀をいただきました。

 

 

福島県内の低学年、応募総数500くらい?から

1番に選ばれたわけで、

スゴイんですよ。

 

知事さんからの賞状もいただきました。

 

 

そして、その結果をもって

西郷村の文化成績優秀者としても 表彰されています。

 

 

 

簡単に言えば、国民栄誉賞的なもので

1つの結果で 2度表彰される みたいな感じです。

 

 

 

これについて、娘の親としてではなく、

小学生の保護者として ちょっと疑問を持っていたんです。

 

周囲は「2回ももらえるなんてスゴイ」と言ってくれるのですが

なんか、もっと違うやり方ないのかな??ってモヤモヤしてたんです。

なかなか理解してもらえないんですけども・・・

 

 

 

娘の一年の思い出は

その表彰よりも、

水泳記録会とか縄跳びとか、

お熱で町探検に行けなかったとか、

そういう事の方が大きい。

 

 

美術部に入って 

一生懸命 絵を描いている中高生だったら違うと思いますが

 

娘にとって、この受賞は

「とりあえず 夏休みの宿題頑張ったら 受賞した」

くらいだったんですね。

 

もちろん、娘の自信にもつながっていると思います。

『私は絵が得意』 と勘違いしていますw

 

基本的に子供の才能なんて勘違いだと思っているし、

絵を提出してくださった担任の先生にも感謝しています。

 

 

でも、やっぱり、

頑張った!くやしかった!

という日常の方が自分の心に残っている。

 

 

実はこれ、私もそうでして、

小学生~中学生の時に 図工、美術で 賞状を貰わなかった年がありませんでした。

一度は 文科大臣のお名前で賞状もいただきました(佳作でしたが)。

 

でも、ぶっちゃけ、どの絵で賞をもらったのか覚えていませんw

 

それよりも、文化祭でなかなかクラスのみんなの協力を得られなかった悔しさだったり、

体育祭でバッチリ マスゲームが決まったり、

そういうことの方が覚えているんですよね~・・・

 

 

ありがたいんですよ!!

私も娘が可愛いし、大事だし、

評価してもらえるのは嬉しいんです!!

 

村から 表彰式の場を提供していただき、

村長、議員、小中学校の校長先生がズラリと勢ぞろいし、

その中で賞状を頂ける機会はなかなかないことだと思います。

 

 

でも、だったら!!

 

 

立派な盾の費用を 別の賞状を作る費用にして

 

例えば、学校で挨拶を頑張っている子とか、

掃除を一生懸命やっている子とか、

 

優勝とか全然できていないけど、弱小だけど、

一生懸命頑張っているスポ小のチームとか、

 

もちろん、選考基準が曖昧すぎてそれはそれで難しいかもしれないけれど・・・

 

 

そういう 「一隅を照らす」 (山家学生式に記された 天台宗 伝教大師最澄の言葉)

賞を 作っていただけないかな・・・と 思うのです。

 

 

 

『山家学生式(さんげがくしょうしき)』冒頭部分より

 

計寸十枚、是れ国宝に非ず

一隅を照らす

此れ 則ち国宝なりと

 

【訳】

直径3センチの宝石10個、それが宝ではない。

社会の一隅にいながら、社会を照らす生活をする。

その人こそが、なくてはならない国宝の人である と。