我々は何処にいるのか | とある塾経営者のひとりごと

とある塾経営者のひとりごと

発達障がい、グレーソーンの方の
完全個別オンライン・対面学習塾です

対面でボードゲームによる
一生使えるソーシャルスキルトレーニングも
行っております

こんにちは。
スタッフ杉浦です。
「毎週水曜日にブログ更新するぞ!」っ前に言ったのに、先週書けてません

教材開発の前の話で「我々は何処にいるのか」という事を最初にお話ししないといけません
非常にめんどくさい話です。お好きな方だけ前にお進みください

昭和(私が生まれ育った時代)と平成では、環境や価値観があまりにも違います。ですので、昭和の価値観をそのまま持ってきて生活するのはとても危険なのです⚠️
{C84316A9-CECF-4395-9186-B15BD7B86E2A}


一体何が変わったのか見てみましょう。

価値観:昭和時代→現代
子ども:社会で育てる→世帯か施設で育てる
お年寄り:知恵のあるレアキャラ→厄介者扱い
父親:大黒柱→厄介者もしくは不在
母親:良い母親→母親以外の役割
食事:ありがたい物→栄養補給
文明:豊かになろう→飽和社会
文化:文化的に生活するのが目的→自己の欲求を満たす事が目的
生活:便利さを目指す→さらに便利さを目指す
趣味:昔は切手収集ぐらいでした→数え切れないほどの趣味
生活圏:地域コミュニティ→自己の欲するコミュニティ

何が言いたいかというと、「我々が生きている社会は人類が未だかつて体験した事がないような超文化的な、欲望を満たせる世の中だよ」という事です

主な理由は交通と通信の高速化です。
交通が高速化する事により、人類は遠くの人と簡単に会えるようになりました。
そして物流も盛んになりました。
(お金を払えば、現代人はルイ14世よりも豪華な食事ができるそうです)

そして通信の高速化(手紙→FAX→Eメール→リアルタイムのチャット)により、遠方の人と簡単に意思疎通をする事ができます。
趣味が同じ人同士が連絡を取り、遠方であっても簡単に会えたりするのは交通と通信の高速化があるからです。

そのため(一覧にも書きましたが)に地域コミュニティは価値を下げてしまい、SNSなどが台頭してくるわけです。

そうするとどうなるか?
シチュエーション
「晩御飯作っている時、お醤油が無くなった」
昭和時代
あ、醤油が無い…
(お隣さんに…)ピンポーン
「すいません、醤油切らしちゃって…」
「あら、良いのよ、これ使って」
現代
あ、醤油が無い…
コンビニ行くのめんどくさいな…

となります。
⭐️まとめ⭐️
物が豊かになると、他人を必要としなくなっていく。

豊かな環境で生きると、人間はワガママになりやすく(総じて「感謝」などしない)人間関係を構築していくのは骨が折れる、という事です。

ひと昔前の都会のマンション暮らしは、まさにそんな感じでしたね。(隣に住んでる人の顔も知らない等……現代は少し変わってきましたがその話はまた今度)

今回の話はこの辺にしておきます。
(あんまり小難しい話をするのはいけませんね)