パステルアートの技法③～イレージング～

昼間は真夏の暑さでしたが、今朝は涼しかったです。
これから、朝晩は少しづつ涼しくなってきますが、夏バテがでてくるのもこの時期ですね。
体調管理に気をつけて、これからくる芸術の秋、食欲の秋を楽しみたいですね。

こんにちは。
パステルアートインストラクターの古川悦里です。

しばらく放置プレイ（？）だった「パステルアートの技法」シリーズの続きです。
でも、まだ誰でも知っている基本の基本です。
http://ameblo.jp/nagomi-angel/entry-12056309704.html
http://ameblo.jp/nagomi-angel/entry-12060350085.html

今日は、イレージングです。

イレージングとは、「消す」ことです。

練り消しや、事務用のプラスチック消しゴム、ホルダー消しゴムなど、いくつか使わけながら、塗ったパステルの色を消すことによって、光や風などを表現します。

消すことで光や風など目に見えないものを描く、という感じですね。

練り消すを使うと、ほんわかした柔らかい光を、事務用の消しゴムだと強い光を表現できますし、ホルダー消しゴムだと、雨など、細かい線を表現するのに向いています。

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消すことができるのは、パステルという画材のもつ大きな特徴かな、と思います。

水彩や油彩ではできない技法ですね。

これをいろいろと使い分けできると、それだけでも、きれいな絵が仕上がります。

簡単なようでいて、奥が深い技法だと思います。

型紙を使わずに、イレージングだけで光と雲を表現しています。

受講生の中には、カッターナイフを使って型紙をつくるのが苦手な方もいらっしゃいます。

そんなときは、無理に型紙を使わずにイレージングだけでできる方法を教えてあげるといいと思います。

ドライウォッシュとマスキング、イレージング、これだけでもパステルアートが出来上がります。

パステル和(NAGOMI)アートは、パステルの様々な技法の中から、使える技法を絞ることにより、年齢、経験をとわずに描けるように、よく考えられたプログラムだと思います。

でも、簡単で楽しい、を卒業して、パステルの技法をもう少し知ることで、表現の幅を広げることができ、また、より一層楽しくなります。

次回は、またちょっと違う技法をお教えします。
（実は、協会のモチーフにもちらっとでてくる技法でもあります）
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