こんばんは。
膝に水が溜まっているＡ型作業員です。
今日も朝から
本社でお菓子の箱折りでした。
作業中ヒマなので
７月の改変でも辞めないと宣言している
内職のエースみたいな女子と
今後の僕らについて語り合っていると
「わたし、毎日１８時まで残るハメになるかも知れない＾＾；」と
自虐というかガチな絶望に
さいなまれているようでした。
なんていうんですか？
僕が好きなマンガ
「カイジ」でいうところの
４５組みってやつですか？
まあようは、これからは時給制じゃなくて歩合制になるから
今まで通りやってたら、月給３万割るかもしれない子らは
作業が終わる１５時を過ぎても
自主的に居残りして
数をこなさいないと、生きていけないということに、なるみたいです。
「たいへんですね＾＾；」
話を横から聞いていた、生活保護の利用者が
同情を寄せましたが
エースの子は
軽く、イラっとした表情を見せた後
だまって１５時まで
もくもくと、お菓子の箱を折り続けました。
うむ
前から思ってたけど
やっぱ、生活保護って
最強だな。
彼らは、給料が９万だろうが３万だろうが
手取りが１４万になるように、保護してもらえるから
自力でいくら稼いだとか、関係ないんだよな。
だから、エースの子が、残業するのをしり目に
自分は１５時になったら
「お疲れーッス！ ちょりーッス！」て
帰れるんだよな。
まったくこれは
平等というものなのか、なんなのか
１５時で帰れる組みと、１８時組みで
亀裂が生まれるんじゃないかと
ちょっと心配になりました。
仕事が終わると
月曜日の恒例である、ジャンプとヤンマガを読むために
コメダ珈琲に寄り
考えました。
やはり、いつの時代も
「持たざる者の、強さ」ってのが
あるんだよなぁ。
エースの子は、親が健在で、実家もあるから
生活保護が、もらえない。
きっと、貯金を切り崩しながら、これからやっていくんでしょう。
それと対照的に、生活保護チームは
今まで通り、１５時で帰れる。
エースの子も、落ち切ってしまえば、１５時に帰れるけど
そこに至るまでには、相当な茨の道があるでしょう。
少しばかり、ヘタに持っている者より
何も持っていない方が、楽に生きれる
これは、一見、不平等なようで
意外と、真理なのかも、しれない。
運ばれてきた、カフェオレとケーキをいただきながら
僕は１８時組みじゃなくてよかったと、胸をなでおろし
窓の外を行きかう人々を、眺めていました。
