ロシアフィギュアスケート界の重鎮として知られ、浅田真央をオリンピック銀メダリストに導いたタチアナ・タラソワ氏が、ラストダンスを終えた坂本花織を褒めたたえたと言う。
今季限りで引退する坂本は、現役最終戦となった世界選手権で自己ベストを更新し、2年ぶり4度目の優勝。ロシアメディア「SPORT24」に対し、タラソワ氏は
「坂本選手のすばらしい姿を見ることができて本当にうれしい。デビュー当時からずっと彼女のファンだった。坂本選手は本当にすばらしい選手。世界中に喜びを届けてくれてありがとう。坂本選手とコーチのすばらしい勝利に心からお祝い申し上げます」
「世界選手権の女子スケートのレベルはどうだったかって? 坂本選手を誰かと比較するつもりはないわ。彼女に匹敵する選手なんていないもの。彼女の演技を見ることができて本当にうれしかった」
スケート界の一時代を築いた坂本の演技は、ロシアレジェンドの心に深く刻まれたようだ。
4回転もトリプルアクセルも跳ばないで、ひとつひとつの完成度と演技構成点で4度も世界女王になった坂本。フィギュアスケートの本来のありかたを貫きとおした姿勢は、4回転に偏重しつつあるロシアへの危機感を促したか。タチアナ・タラソワ氏が偏重の流れに転落せずに、澄んだ目で坂本を絶賛してくれたことは率直に嬉しいものだった。ロシアもまだ捨てたものじゃないということだ