ＢＳ１２で再び、ＴＢＳドラマ「ありがとう」が再放送されだした。何年か前にも放送されていてチラッと見たことがあって幻滅させられたこの作品は１９７０年から７５年まで第４シリーズまで伸ばした当時の人気ホームドラマだ。主人公を水前寺清子がやったドラマと聞けば、中高年齢層より年上の方なら誰でも懐かしがるはずだ。平岩弓枝の作・脚本と石井ふく子プロデューサーのコンビによるホームドラマの金字塔的作品だ。
私も懐かしく思い、あの頃は子どもでまだよくわからずに見ていた・・・、いまならわかるだろうと録画して見たことがあった。
そうしたら幻滅してしまったのだ。とても見れたもんじゃないと１回放送分で見るのをやめた。
あまりにも演技が下手だったからだ。いやはや信じられないほど。まるで学芸会レベルの低さではないか。
出演者の面々は大御所クラスばかりだ。山岡久乃、乙羽信子、長山藍子、児玉清、和泉雅子、奈良岡朋子、岡本信人、石坂浩二らといった名優ばかり。もう亡くなられたか第一線を退かれてはいる。石坂浩二さん以外は・・・。（石坂さんは現在もテレビ朝日系「相棒」でご活躍中）
石坂さんの若いこと！ でも若いとは言え、後に名俳優になる石坂さんも含めて演技力がまるで無い。これはどうしたことなのか。
このことを検証することで、現在の俳優女優さんたちが子役を含めていかに優れているかを書いておきたい
つづく